GrowOne 健保 導入事例 CNCグループ健康保険組合様

新しい健康保険組合の設立に向けて

—「GrowOne 健保」の導入経緯を教えていただけますか。

CNCグループ健康保険組合は、2013年5月に設立された新しい健康保険組合です。
設立の認可が下りた2013年2月から急ピッチでシステムの検討を始めました。

健保連から助言をいただきながら、3社のパッケージを候補としてリストアップしました。比較検討の結果採用したのが、ニッセイコムの「GrowOne 健保」です。

— 3つの候補の中からニッセイコムの「GrowOne 健保」を選んだ理由を教えていただけますか。

実は、候補の中で「GrowOne 健保」は導入費用（初期コスト＋ランニングコスト）が最も高額でした。
それでも選んだ理由はいくつかあります。

まず1つめは、GrowOne 健保の導入実績です。

日立健康保険組合さんをはじめ、当組合よりもずっと規模の大きな組合で近年の導入実績が豊富でした。様々な組合で“鍛えられた”システムであることや、法改正対応や運用のノウハウが頼りになるのではと考えました。

もう1つは検討時のニッセイコムの営業担当者の対応です。
そもそもどのような業務が必要になるのか、そのためにはどんなシステムが求められるのか等について、未経験者ばかりだった私たちにわかりやすく説明をしてくれました。
健保組合の業務そのものに詳しく、導入後のサポート対応も安心できると思いました。

厳しいセキュリティポリシーをクリアし、わずか2ヶ月間で構築

— GrowOne 健保の導入はどのように進められていきましたか。

設立が5月と決まっていたため構築期間は2ヶ月ほどしかありませんでしたが、ニッセイコムのエンジニアは手際よく作業を進めてくれました。

当組合の母体であるコスモネットは独立系のICTサービスプロバイダーであり、グループ内のセキュリティポリシーは厳しく定められています。短期間でどこまで対応していただけるか心配していましたが、要求したポリシーに沿った環境をきちんと構築してくれました。
構築中の一定期間、ニッセイコムのインフラに強いエンジニアに追加でサポートいただき、完成図書も整えてくれましたし、説明にも来てくれました。

稼働当初は、順次回ってくる業務から順番に立会ってサポートしていただきました。最初の2ヶ月間、7月頭に最初のレセプトデータが飛んでくる辺りまでは、ほぼ毎日お越しいただけました。業務レベルで理解できるエンジニアの方でしたのでとても助かりました。

その後の安定稼働期に入ってからは、だいたい月1、2度くらいの頻度でサポートにお越しいただいています。各種法改正対応や機能追加等の他、まだ使いきれていない機能の操作解説をお願いすることもあります。

GrowOne 健保には様々な機能が備わっていますが、その中でも「コメント登録」はユニークな機能だと思います。被保険者1人1人に対して備忘録的なコメントを登録してスタッフ間で共有することができます。

たとえば「ある被保険者の扶養家族の方が半年先に65歳になります。年金受給開始により、収入が被扶養者認定基準の金額を超える可能性があるので時期になったら収入等を改めて確認しましょう」というような事項を記入し、期日を設定しておけば後々の作業の抜け漏れを防ぐことができます。

他のユーザーがシステムを成長させてくれる

— GrowOne 健保の機能について要望はございますか？

規模の小さな組合ですし、まだ使いこなせていない機能もありますが、今のところ機能面で不便を感じたことはありません。ノンカスタマイズでストレスなく使えるシステムです。

逆に、常に進化し続けてくれることに感謝しています。ニッセイコムがGrowOne 健保のユーザーから要望をこまめにヒアリングし、定期的に機能をバージョンアップしてくれます。
たとえば、診療報酬等請求内訳書のCSVデータ取込機能や負傷原因調査票の出力機能などが実装され、さらに業務効率化が進んでいます。

GrowOne 健保のユーザーが集まるセミナーに参加するのですが、ヘビーユーザーの大手組合の方々が様々な要望をされているのを聞いて驚きました。同じシステムを使っている私たちとしては、使い込んでいる先輩ユーザーがいるというのは大変頼もしいことです。

— 最後に、ニッセイコムへのメッセージをお願いします。

健保組合業務について全くわからなかった設立当初から、現在までの変わらぬ親身なサポートに感謝しています。より効果的に業務を行えるよう、今後もご支援よろしくお願いたします。

お忙しい中、ありがとうございました。