「GrowOne 施設」導入事例大田区様
利用者目線で進めた施設予約のオンライン化。
誰もが使いやすい公共施設サービスを実現。
- 導入製品
- GrowOne 施設 自治体版
- 地域
- 東京都
- 人口
- 74万8869人(令和8年7月1日現在)
取材にご協力いただいたお客様(令和8年3月31日時点)
地域未来創造部 地域力推進課 区民施設担当係長 篠原 智 氏
同課 区民施設担当 主任 石塚 勇輝 氏
同課 区民施設担当 主任 倉原 大 氏
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01導入前の課題
- 以前の予約システムはスマートフォン画面に対応していないなど、アクセシビリティや操作性に課題があった。
- 予約受付のルールが複雑な施設では、オンライン予約に対応できていなかった。
- 近年利用が広がっているキャッシュレス決済に対応していなかった。
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02選択理由
- 利用者が使いやすいスマートフォン画面対応や操作性への配慮。
- 施設ごとに異なる抽選・予約・支払ルールに対応してシステム化できる柔軟性。
- 個人情報を扱う自治体として求められるセキュリティ水準と、クラウド方式導入(BCP対策・システムの拡張性向上等)の実績。
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03導入効果
- オンライン予約に対応した施設が増え、利用者が窓口に行くことなく、いつでも・どこからでも予約しやすい環境が整い、利便性が向上。オンライン予約の割合も約7割に達した。
- 窓口抽選のオンライン化やオンラインキャッシュレス決済機能の追加により窓口対応が減少したことで、施設管理者の業務負担が軽減。本来の施設管理業務に注力できるようになった。
- オンライン上で予約しやすい環境づくりが進んだ結果、うぐいすネットの利用者登録数が増加し、施設利用の拡大につながった。
導入の背景と課題
施設利用者のさまざまなニーズに対応したオンライン環境の拡充が求められていた
-- 大田区様の概要と公共施設について教えてください
大田区は、東京都の東南部に位置し、23区の中で最も面積が広く、約74万人の人口を抱える大きな自治体です。東京の縮図とも言われ、日本の空の玄関口である羽田空港をはじめ、高い技術力を持った町工場、賑わいのある商店街、閑静な住宅街や自然が広がる緑地など、多彩な顔を持つユニークなまちです。
大田区には、区民をはじめとする多くの利用者ニーズに合わせた文化活動や地域活動の促進を目的とした会議や研修などができる集会施設・文化センターから、区民の余暇活動の充実および健康増進を目的とした屋外運動ができる公園施設まで、多種多様な施設があります。
-- 施設予約システム刷新の背景について教えてください
当課では、これらの公共施設の予約をオンラインで行えるシステムとして「うぐいすネット」を長年運用していました。しかし、システムベンダーの保守期間が終了することに加え、スマートフォン画面への対応などアクセシビリティや操作性の課題解決、および新たなニーズへの対応のため、施設予約システムの刷新を検討することになりました。
また、以前のシステムでは、うぐいすネットの対象施設拡大への対応が課題となっており、施設ごとに予約方法や抽選方式などの異なるルールを1つのシステムで網羅的に対応することが求められていました。
その代表例が文化センターです。文化センターでは、他施設とは異なる抽選方式や優先利用ルールを採用していたことから、従来はオンラインによる抽選に対応できていませんでした。その結果、窓口での抽選会への参加が必要となり、利用者にとって時間的・地理的な負担が大きい状況となっていました。
こうした課題に加えて、近年高まりつつあるキャッシュレス決済へのニーズにも対応するため、利用者にとって使いやすい新たなシステムへの見直しを進めることにしました。
サービス選択の理由
条例・規則に基づく施設ごとの特有のルールに対応してオンライン化を実現できる点を重視
-- ニッセイコムの「GrowOne 施設」を選んだ理由を教えてください
新たな施設予約システムの選定にあたり重視したのは、施設ごとに異なる予約・運営ルールにどこまで柔軟に対応できるかという点です。公共施設では、利用時間や抽選回数、優先団体の有無、利用者種別などが条例や規則に基づいて定められており、これらの特有のルールに対応してオンライン化を実現できることが重要でした。また、利用者ニーズに柔軟かつ迅速に対応できるかどうか、技術面はもちろん、私たちに寄り添ってくれるサポート力を重視しました。
選定に際しては複数のベンダーにヒアリングを行いましたが、結果的に私たちの要求に応えてくれたのは、ニッセイコムの「GrowOne 施設」だけでした。
「GrowOne 施設」は、パッケージとしてのカバー範囲が広い上、ニーズに合わせたカスタマイズ対応への柔軟性にも優れています。また、私たちが懸念していた旧システムからのデータ移行についても、ニッセイコムに実績があったことが大きな決め手になりました。多くの個人情報を扱う上で重要なセキュリティ対策はもちろんのこと、クラウド方式の導入によるBCP対策およびシステムの拡張性向上も実現できるなど、私たちの求める水準を十分に満たす品質であったことから、安心してお任せできました。
導入効果
オンライン上の新機能導入や予約対象施設の拡大で、利用者にとって利便性の高いシステム環境を実現
-- 「GrowOne 施設」は区民の皆様にどのようなメリットを提供できているでしょうか?具体的に教えてください
「GrowOne 施設」の導入によって、スマートフォン画面への対応や操作性の向上、オンライン予約に対応した施設の拡大など、従来の課題を解決することができました。利用者ニーズに合わせた新たな便利機能も追加し、利用者の利便性を大幅に向上できたことで、うぐいすネットの利用者登録数の増加に加え、施設利用の促進にもつながりました。
①オンライン手続きに対応した施設が増加し、区民の負担と利用機会の偏りを解消
課題だった文化センターのオンライン抽選も「GrowOne 施設」によって実現できました。区内に11か所ある文化センターでは、従来の集会施設とは異なり、利用希望者の種別によって抽選の有無やタイミングが異なることから旧システムでは対応できませんでしたが、今では簡単にオンライン抽選ができるようになっています。これにより、以前のように抽選会を窓口で行う必要がなくなり、利用希望者の負担を大幅に軽減できました。また、居住地に制限されることなく抽選申込ができるようになったことで、利用機会の公平性に関する課題も解消されています。
さらに、スマートフォン画面に対応しただけでなく、画面レイアウトが見やすくなり、直感的な操作が可能になりました。以前は、何度も画面遷移を繰り返さないと予約できませんでしたが、カレンダーのスクロール表示を可能にするなど、1つの画面で容易に操作を完結できるようになりました。加えて、利用希望の日時(コマ)を複数選択して、セットでの申込や個別での申込ができるようになったことで、区民一人ひとりの利用スタイルに合わせた柔軟な予約も可能になりました。
②キャンセル待ち・オンラインキャッシュレス決済の導入で、利便性が大幅に向上
新たに追加したキャンセル待ちやオンラインキャッシュレス決済の機能も利用者から好評を得ています。 旧システムでは、キャンセル待ちの仕組みがなく、キャンセルになったことに気付いた人だけが申し込める状況だったため、利用希望者はキャンセルが出ていないか、常にチェックしなければならない状況でした。こうした利用者の不便を解消するために、キャンセル待ち機能を追加しました。希望日を指定してキャンセル待ちの設定をしてもらえば、空きが出た際に自動でメール通知が届くため、利用者が繰り返し確認する手間がなくなり、利便性が向上しています。
また、料金の支払いに関する手間も大きく軽減できました。集会施設では、予約確定後14日以内にうぐいすネットの窓口で現金でお支払いいただくルールになっています。こちらもニッセイコムに依頼して、オンラインキャッシュレス決済の機能を追加したことにより、利用者は窓口に足を運ぶ必要がなくなり、自宅等で支払いができるようになるなど、支払時の負担が軽減されています。
さらに、オンラインキャッシュレス決済の導入に合わせて、収納金額の帳票に支払種別が記載されるように工夫してもらい、管理面においても分かりやすく、扱いやすい仕組みになっています。
③職員の負担も軽減し、サービス品質向上や業務効率化に貢献
一方で、「GrowOne 施設」は職員の負担軽減にも役立っています。特に文化センターでは、ほぼ毎日行っていた抽選会が不要になったことで、業務負担を大幅に軽減できました。その結果、職員が本来業務に集中できるようになり、施設管理やサービス品質の向上につながっていると感じています。
さらに「GrowOne 施設」では、施設ごとの利用者数や属性、利用時間帯などの実績データをCSV形式で出力できるので、報告書作成や利用状況分析に大変便利です。
旧システムに比べて、施設利用率の計算もCSVデータを加工すれば算出でき、さまざまなデータを分析することで、施設運営の改善などに役立てることができます。また自治体では、施策決定などさまざまな場面で数値に基づく説明が求められますが、こうしたデータが活用できるようになったことで、資料作成の効率化にもつながっています。
今後の展望
-- 最後に、今後の展望をお聞かせください
今後もうぐいすネットでは、区民の皆様の利便性や施設利用率の向上へ向けて、さまざまな機能追加を予定しています。現在、ニッセイコムと連携し、マイナンバーカードを活用した公的個人認証による利用者登録のオンライン化に取り組んでいます。
うぐいすネットの利用者登録は、ご利用前に各施設のうぐいすネット窓口で本人確認書類の提示による利用者登録が必要ですが、マイナンバーカードとの連携ができれば、オンライン上で利用者登録が可能になり、利便性向上につながることから早期の導入を目指しています。
また、現在プラスチック製のカードで運用している利用者登録カードの電子化の導入もあわせて検討しており、オンライン利用者登録とあわせて実現に向けて取り組んでいます。ニッセイコムには、今後もこうした取り組みを支えるパートナーとして、継続的なサポートを期待しています。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様プロフィール
大田区は、東京都の東南部に位置し、23区の中で最も面積が広く、約74万人の人口を抱える大きな自治体です。東京の縮図とも言われ、日本の空の玄関口である羽田空港をはじめ、高い技術力を持った町工場、賑わいのある商店街、閑静な住宅街や自然が広がる緑地など、多彩な顔を持つユニークなまちです。
- 区役所所在地
- 大田区蒲田五丁目13番14号
- 人口
- 74万8869人(令和8年7月1日現在)
- Webサイト
- 大田区
- 取材日
- 2026年3月
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