企業の未来を創るビジネスコラム ひらめきのタネ
作業現場でも導入が進むタブレット、ビジネス活用の必要性・メリットとは
2015年10月20日
タブレットは、今やあらゆるビジネスの現場で活用されているといっても過言ではないツールです。ノートパソコンより小型かつ軽量のためバッグに入れて持ち運びやすく、瞬時に起動させることができます。その上バッテリーの持ちが良いなど、さまざまなメリットを持っています。
建築業界や設備点検などの保守業務の現場においても、タブレットを導入することには大きなメリットがあると考えられています。今回は、作業現場における導入を中心に、タブレットをビジネス活用する必要性・メリットについてご紹介します。

タブレット活用の必要性とメリット
製造日報や保守点検報告書、施工チェックの作成などの作業を、紙帳票と手作業に頼っている方は多いと思います。
しかし、手作業での入力は入力漏れなどの問題が発生しやすく、紙帳票ではデータ入力を行うコストが掛かってしまいます。
そこでおすすめしたいアイテムがタブレットです。
ペーパーレス化&コスト削減に役立つタブレット
建築業界や保守業務を行う現場でタブレットを活用すれば、作業効率を格段に上げることができます。
最初にご紹介した通り、タブレットは小型かつ軽量なため持ち運びが容易です。作業に必要な資料データをタブレットに入れておけば、作業現場で大量の資料を持ち運ぶ必要がなくなります。ペーパーレス化で印刷コストや用紙コスト削減を考えているなら、タブレット活用が必要になってくるでしょう。
プラスαでより便利に
タブレットだけでもメリットはありますが、プラスαをすることでさらなる効率化やコスト削減を実現できます。
そのプラスαが、帳票電子化ソリューションの利用です。電子帳票であれば、多種多様なデジタルインプットの中から帳票に合ったものを選択し、データを正確に入力できるでしょう。さらに、簡単かつスピーディーにデータ入力が行えるため、人的コストの削減にもつながるでしょう。
そうはいっても、もともと使用していた帳票のレイアウトが変わると困る、と考える企業もあるはずです。帳票には各企業のノウハウが凝縮されています。使い慣れた帳票を変えたくないという意見が出るのは当然かもしれません。
しかし、タブレット用の帳票電子化ソリューションには、使い慣れた帳票をそのまま電子化することができるものも存在します。従来通りの帳票レイアウトをタブレットで使用できるため、抵抗なくデータを入力することができるでしょう。
作業現場でのタブレット活用方法
作業現場でのタブレット活用方法はさまざまです。
図面やマニュアルのデータの即時閲覧、現場でのWeb会議実施、現場での帳票や報告書作成、現場の写真・動画の撮影と送信などが主な活用方法として挙げられるでしょう。
タブレットを活用していない場合、現場に大量の資料を持ち込む必要があります。また、会議や帳票・報告書作成のために拠点へ移動する必要もあるでしょう。
現場の写真を撮影した場合も、後で紙の帳票・報告書と合わせて編集する手間が掛かるなど、業務効率化を阻むさまざまな問題があります。
しかし、タブレットや帳票電子化ソリューションを活用することによってこれらの手間を大幅に減らすことができるのです。
タブレットをビジネスで活用する際の注意点
タブレットは手軽に持ち運べるメリットがある反面、紛失または盗難される危険性を持ち合わせています。ビジネスにタブレットを活用している場合は、機密資料などをタブレットに保管することもあるため、万全なセキュリティ対策を行わなければなりません。
情報漏洩を防ぐためにはウイルス対策ソフトなども有効ですが、タブレットに搭載する帳票電子化ソリューションのセキュリティ機能にも注目しましょう。
例えば、デバイスのデータをサーバーへ送信後、デバイスの中のデータが自動削除されるものなどがおすすめです。さらに、暗号化通信に適応した機能なども、セキュリティ性を高める上で非常に役立ちます。
情報漏洩問題はいつ起きてもおかしくありません。セキュリティ対策はもちろん、社員のセキュリティ意識を高めることも心掛けてください。
おわりに
今後、作業現場やオフィスを問わず、ビジネスシーンにおけるタブレットの需要はますます増えることが予想されます。
防水・防塵機能のある耐久性の高い端末や、電波の届かない場所でも使用できる端末など、作業現場に適したものも発売されています。
また、端末そのものだけではなく、ビジネスユーザー向けのタブレット用ソリューションにもさまざまなものが登場しています。ニッセイコムでは、保守業務向けの報告書電子化ツールとして「点検電子化ソリューション」を提供しています。
ニッセイコムの「点検電子化ソリューション」は、電波の届かない地下やトンネル、機械室などのオフライン環境でも使用できるほか、報告書作成のための特別なプログラミング習得も不要です。作業効率の向上やコスト削減に力を発揮してくれるでしょう。
「報告書の標準化」「作業現場の見える化」「報告業務のバッチ作業からの解放」など、点検業務の効率化やコスト削減を考えている場合は、タブレットと共に帳票電子化ソリューション「点検電子化ソリューション」の導入を検討してはいかがでしょうか。