GrowOne 人事SX, GrowOne 給与SX 導入事例 高木工業株式会社様

高木工業株式会社様

お客様の声

「全国23拠点で、多種多様な契約条件で働く3,000人以上のスタッフを支えるためには、GrowOne Cubeとニッセイコムのノウハウが必要でした」

高木工業株式会社 総合企画部 システムグループ グループ長の浅倉慎太郎氏(写真中央左)、同グループ 副主幹の山田裕紀氏(写真中央右)に、「GrowOne Cube 給与/人事」の導入経緯や、選んだ理由、導入効果などについて伺いました。


※右端:弊社営業 谷
※左端:日鉄日立システムエンジニアリング株式会社 佐藤忠弘氏
(日鉄日立システムエンジニアリング株式会社は本プロジェクトのパートナー企業です)

導入前の課題

  • 既存の給与/人事システムの老朽化
  • 正社員向けシステムと契約スタッフ向けシステムが別々に動いており、運用コストがかかっていた
  • 各拠点で独自管理していた計算式が多く、集約に手間がかかっていた

導入後の成果

  • 1つのシステムに統合し、運用効率を高めることができた
  • 各拠点の操作権限をコントロールし、本社での集約作業を効率化できた
  • 検索機能によって入力ミスの洗い出しが素早くできるようになった

※GrowOne 人事SX、GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 人事、GrowOne Cube 給与の後継製品です。

導入の背景・目的

2つの給与/人事システムを統合したい

— はじめに「GrowOne Cube 給与/人事」の導入経緯を教えてください。


高木工業では、以前まで2種類の給与/人事システムを使い続けてきました。
1つは「契約スタッフ向けの給与計算システム」です。全国23拠点で登録されている、約2,800名の契約スタッフが対象です。ニッセイコムのGrowOne Cubeの前身システムであった「NC給くん」を導入して使っていました。


もう1つは「正社員向けの給与/人事システム」です。当社の正社員(約350名)が対象です。こちらはニッセイコムではなく、別のベンダーA社のパッケージシステムをほぼ標準機能のままで使っていました。


2009年秋頃より、サーバのリース切れのタイミングでこの2つのシステムを統合させることを検討し始めました。導入の経緯や時期が異なったために別々のものを使っていましたが、同じ給与/人事システムにまとめることで運用効率を高められると考えました。


検討の早い段階で明らかになったことは、正社員向けに使っていたA社パッケージ側に統合させることは難しいということです。理由は契約スタッフ向けシステムの複雑さにあります。

「給与/人事システム」=「事業を支える基幹システム」

—「契約スタッフ向けシステムの複雑さ」とは?

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業務請負事業を軸としている当社にとって、契約スタッフの給与/人事システムは事業を支える基幹システムでもあります。お客様や契約スタッフのニーズに応え続ける中で、システム面に求められることも増えてきました。

具体的には、たとえば「月の途中で職場が変わった場合の給与計算処理」があります。契約形態によって、1日から15日は当社のX事業所付けである顧客の業務に携わり、16日〜30日はY事業所付けで別の顧客の業務を行うというケースがあります。費用の請求先は別々ですが、当該スタッフへの給与支払いはまとめなくてはいけません。このような時の効率的な名寄せや計算処理の仕方をシステムに実装する必要がありました。

他にも多種多様な計算式や処理パターンがあり、旧システムには多くのカスタマイズが加えられていました。同様のことを、ほぼ標準機能のままで使っていたA社のパッケージに吸収させることは厳しく、A社にそのようなカスタマイズ・運用ノウハウもありませんでした。

ですから、統合させるのであれば、契約スタッフ向けの“基幹システム並みの運用”に耐え得るシステムでなければいけませんでした。

ちょうどその頃に、ニッセイコムのNCくんシリーズがGrowOne Cubeにバージョンアップしたことを知りました。加えて、上述のような要望に応えられそうな候補製品を探し、以下の3つを候補としました。

  • ERPパッケージで知られるB社の給与/人事システム
  • 人事分野に強いC社の給与/人事システム
  • ニッセイコムの「GrowOne Cube 給与/人事」


これらを比較検討した結果、「GrowOne Cube 給与/人事」の採用を決定しました。

選定ポイント

3つの候補パッケージからGrowOne Cubeを選んだ理由


— 3つの候補の中からニッセイコムの「GrowOne Cube」を選んだ理由を教えていただけますか。


いくつかありますので、順に説明します。



<理由1:パッケージそのものの機能>


旧システムの頃は、無理やりカスタマイズを施していた部分もありましたが、GrowOne Cubeではそれほど手を加えずに対応できるところが増えました。以前まではExcel上で計算を行ってから結果を入力していたような作業も、GrowOne Cubeでは自動計算できるようになりました。


<理由2:ニッセイコムの開発・運用ノウハウ>


業務請負事業や人材派遣事業における給与計算について、ニッセイコムには豊富な経験やノウハウがありました。これまでも旧システムの運用の中で、先述の月途中での職場異動対応の他、多様な給与支払い形態への対応や、他にも様々なアドオンやカスタマイズ、ツール開発をしていただきました。やはり、一番安心して任せられるのはニッセイコムだと思いました。


<理由3:費用面のメリット>


上記「理由2」の続きになりますが、豊富なノウハウがあるということは安心感だけではなく、費用面でもメリットがありました。アドオンやカスタマイズの勘所がわかっているぶん、追加開発を含めたGrowOne Cubeの導入費用は、他の候補製品よりも安価でした。特に、追加開発費用については、ニッセイコムと他の2社で大きな差がありました。


また保守費用についてもリーズナブルだと思います。様々なカスタマイズを加えているにも関わらず標準価格から大幅に増加することがありませんでした。


以上のような理由で「GrowOne Cube給与/人事」を選択しました。
移行期間は1年半〜2年くらいでした。ただし会計システムのリプレースも同時期に行っていましたので、給与/人事システムの移行については実質半年くらいで行いました。
現在は導入から4年くらい経過しましたが、順調に稼働しています。

導入効果

検索機能を使った入力ミスのチェック

— GrowOne Cubeに切り替えたことで変わったことはありますか?

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GrowOne Cubeの導入を機に、それまで各拠点でバラバラに管理していた支給項目等の計算式を統一化しました。その上で計算処理は全て本社に集約し、各拠点で出来ることはデータの参照、帳票や給与明細の出力等に制限をしました。それにより、集約作業をスムーズに行うことができるようになりました。

また、特に便利になったのは「検索機能」です。自由に抽出条件や抽出項目を設定できますし、設定した条件パターンを保存することができるようになりました。この機能を使って、入力ミスのチェック作業に使っています。

よく起こりがちな入力ミスが引っかかるような「あってはならない状態」をパターンとして設定し、それを「入力後にはこれらのパターンで検索をかけて、ミスがないかを確認するように」という形で指示を出しています。現在10個程のパターンを作成して使っています。

今後の展望


— 今後の展望について教えてください。

給与システムとしては理想に近い形で運用ができていると思います。一方で人事システムとしての活用はまだまだこれからだと思っています。特に経営陣からは「定着率について分析ができるようになるといいね」と言われています。


— 最後に、ニッセイコムへのメッセージをお願いします。

「NC給くん」の頃から、いつも無理難題を申し上げてばかりでしたが、毎回のリプレースの度にしっかりエンハンスしてくれることを嬉しく思っていました。長いお付き合いの中で担当エンジニアの方も何人か替わりましたが、どなたも変わらず対応が早くて確実であることも評価しています。今後も変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

お忙しい中、ありがとうございました。

お客様について

1929年創業の、製造アウトソーシング分野の老舗企業。中心事業である業務請負事業をはじめ、人材派遣事業、重量工事事業、スポーツ事業、保険代理店事業、不動産事業を手がける。スポーツ事業では日本初のインドアテニススクールの運営で知られている。
本社所在地 東京都品川区西五反田7-1-9
創業 1929年
事業内容 業務請負事業・人材派遣事業・有料職業紹介事業・
重量工事事業・スポーツ事業・その他
Webサイト 高木工業株式会社

2015年10月取材。
このページの情報は取材日時点のものです。
現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。

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