GrowOne 健保 導入事例 筑波銀行健康保険組合様
お客様の声
3社の健保基幹業務パッケージから、ニッセイコムの「GrowOne健保」を選びました。
導入製品
筑波銀行健康保険組合 常務理事の名田部隆氏(写真中央)、事務長の菊池研氏(写真左)に、ニッセイコムの健保基幹業務パッケージ「GrowOne 健保」の導入経緯や選んだ理由などについて伺いました。
※写真右:弊社営業 石井
導入の背景・目的
GrowOne健保の導入経緯
— はじめに、GrowOne健保の導入経緯について教えていただけますか。
当組合の前身である関東つくば銀行健保・茨城銀行健保では、両健保とも健保基幹業務システムにニッセイコムの「NC健保くん(※)」を採用していました。その後も、両銀行の合併を経てNC健保くんを使い続けてきました。
導入から7~8年が経ち、操作性やメンテナンスの面で古くなってきた部分が増えてきたため、新しいシステムに切り替え、より業務の効率や品質を高めていこうと考えました。
そこで、ニッセイコムを含めた3社に声をかけ、3種類の健保基幹業務パッケージを候補としてリストアップしました。機能面、費用面、サポート面などを比較検討し、ニッセイコムの「GrowOne健保」を選定しました。
※NC健保くん:GrowOne健保の前身システム
選定にいたったポイント
3つの候補パッケージからGrowOne健保を選んだ理由
— 3つの候補パッケージの中から、ニッセイコムの「GrowOne健保」を選んだ理由をくわしく教えていただけますか。
では、順に説明します。
<操作性の向上>
3つの候補パッケージの中で、GrowOne健保の操作性が最も優れていました。前身のNC健保くんを使い慣れていたということだけではなく、特に以下のような、旧製品には無かった改良点を評価しました。
- 各業務メニューを、画面上のタブで切り替えることができる。それにより、複数の作業を並行して行うことができる。今行っている作業画面を閉じずに割り込み仕事に対応できるので、すぐに元の作業に戻ることができる。
- 「マイメニュー機能」を使い、各職員が自分の業務や処理手順に合わせて画面の配置を自由に設定できる。それにより、手順ミスや処理漏れを減らすことができる。
- さまざまなチェックリストや保険料異動者リストのような明細書を自由にCSVデータで出力できるので、チェック作業が効率化できる。
- 今までは紙ベースだった操作マニュアルがシステム内に組み込まれたことで、操作確認がしやすくなる。
<独自カスタマイズへの対応>
当組合ではこれまでのシステムに、人間ドック関連の業務に対応した独自のカスタマイズを加えていました。当然今後のシステムでも同じことができなくてはいけないのですが、ニッセイコム以外の2社はこの部分のカスタマイズ対応が難しい、あるいは膨大な追加費用がかかってしまうという回答でした。
<SEの技術力、サポート品質>
旧製品を使っていた時から、ニッセイコムのSEの技術力を評価していました。上述のように、健保の合併に伴う健保システムのデータ統合の経験もありますし、日常的な操作支援や法改正対応などの情報交換も頼りにしていました。引き続き、信頼できるサポートをお願いしたいと思っていました。
以上のような理由で、ニッセイコムのGrowOne健保を採用することに決めました。設計・開発・データ移行等を経て、2013年12月より新システムの稼働がスタートしました。
導入効果
処理スピードが向上した理由
— GrowOne健保に切り替えた後、業務はどのように変化しましたか?
上述のような新たな機能を活用することで、作業効率の向上やミスの削減という点で効果を感じています。それに加えて、システム全体の計算処理スピートが上がっていることも感じています。旧システムに比べて、処理の待ち時間が少なくなっていると思います。
処理スピードが向上した理由は?
— ここでニッセイコムに質問です。「GrowOne健保」の処理スピードが「NC健保くん」に比べて向上したのはなぜでしょうか?
(ニッセイコム)「GrowOne健保」は、前身の「NC健保くん」の単なる改良版ではなく、弊社が独自に開発した「GOCフレームワーク」をベースにアーキテクチャを一新して開発したシステムです。
GOCフレームワークは、「プレゼンテーション層(ユーザインターフェースの制御)」「ビジネスロジック層(業務処理の制御)」「データ層(データベース、CSV等の制御)」の三階層で構成されています。各階層が独立していることで、計算をする・データを取りに行くといった処理が簡素化され、全体の処理スピードの向上に貢献しています。
また、三階層構成になったことにより、処理スピードだけではなく、法制度改正時の対応や外部データ連携、データベースのチューニング等も効率的に行うことができるようになったことが特長として挙げられます。
今後の展望
データヘルス計画の推進に向けて
— 今後の展開について教えてください。
2015年度より、全ての健康保険組合はデータヘルス計画の作成の実施を求められます。当組合でも準備を今から進めています。
保健事業の費用対効果を高める方法に、唯一の正解はありません。様々な角度からのデータ抽出や分析を繰り返し、仮説検証を重ねて行くことが大切だと思っています。
したがって、できるだけ早い段階で「データの検索・抽出」に慣れておかなければいけません。たとえば、GrowOne健保に備わっている「汎用検索機能」などは今後のデータヘルス計画推進に欠かせない機能だと思います。まだ十分に理解し、使いこなせているとは言えませんので、ニッセイコムの指導を受けながら習得していきたいと思っています。
— 最後に、ニッセイコムへのメッセージをお願いします。
今後の健保業務は、単なるデータ処理業務ではなく、データから「付加価値」を生み出していく業務へと変わっていくと考えます。変化に対応していくためには、これからもニッセイコムの支援が必要です。
今後も品質の高いサポートを期待しています。引き続きよろしくお願いいたします。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様について
筑波銀行について
2010年3月、関東つくば銀行と茨城銀行の合併により誕生。県内全域に広がるネットワークを活かし、より広域での地域密着型金融を推進している。
預金残高2兆1,353億円、従業員数 1,605名(いずれも2014年3月現在)
筑波銀行健康保険組合について
筑波銀行および関連会社等の従業員とその被扶養者を加入対象者とする健康保険組合。加入者合計約5,000名。第1期特定健診・特定保険指導実績は共に目標を達成(特定健診:80%→86.8%、保健指導:45%→48.1%)している。
所在地 | 〒305-0032 茨城県つくば市竹園一丁目7番 |
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創立 | 1952年(昭和27年) |
従業員数 | 1,605名 |
預金残高 | 2兆1,353億円 |
Webサイト | 筑波銀行 |
2014年7月取材。
このページの情報は取材日時点のものです。
現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。