GrowOne 給与SX 導入事例 一般財団法人 太田綜合病院様
お客様の声
導入製品
一般財団法人太田綜合病院の皆さまに、「GrowOne Cube 給与」の導入経緯や選んだ理由、導入後の評価などについて伺いました。
<写真>
〔太田綜合病院〕
常任理事 法人運営推進本部 本部長 太田善雄氏(右から3番目)、
同本部 総務部総務課 課長 佐久間与四成氏(左端)、
同本部 総務部人事課 課長補佐 遠藤裕一氏(右から2番目)、
同課 係長 角田裕美氏(左から3番目)
同課 主任 安瀬友二氏(左から2番目)
同課 主任 内山恭子氏(中央)
〔弊社〕営業 音羽(右端)
※GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 給与の後継製品です。
導入の背景・目的
原形を留めていないパッケージの限界
— はじめに「GrowOne Cube 給与」の導入経緯を教えてください。
それまで使っていた給与計算システムは、10年ほど前に導入したものでした。
独自業務に合わせるために少しずつカスタマイズを加えながら使ってきましたが、その結果元のパッケージの原形がわからなくなるほどのシステムになりました。
カスタマイズ範囲が多くなった結果、保守費用の高さが課題になっていました。さらに導入時と比べると、給与計算の対象となる従業員の数も50職種・2,500人の規模まで拡大しています。このまま手を加えながら使い続けると、どこかで限界が来てしまうと考えました。
OSの保守切れのタイミングで別のシステムにリプレースをし、長年の課題であった保守費用の高さを解決すると共に、この先安心して長く使い続けられる状態にしようと判断しました。
候補としてリストアップしたのは、以下の3つの製品でした。
- 既存システムを提供していたITベンダーA社の給与システム
- 財務部門での導入実績があるITベンダーB社が提供する給与システム
- ニッセイコムの「GrowOne Cube 給与」
各ベンダーに提案説明を求め、デモ環境での比較検討も行いました。
その結果、ニッセイコムの「GrowOne Cube 給与」を採用することを決定しました。
選定ポイント
インターフェースや連携よりも汎用性の高さを選択
— ニッセイコムの「GrowOne Cube 給与」を選んだ理由を教えてください。
一番の理由は、汎用性の高さです。
先述のように今までは多くのカスタマイズを加えたことによる保守コストが課題でした。そこで新しく導入するシステムでは、なるべくパッケージの原形を留めたいと考えていました。そのためにも、標準のままでも出来ることの範囲が広いパッケージのほうがいいと考えました。「GrowOne Cube給与」は候補製品の中で最も機能が豊富なパッケージでした。
選定の際は、最後までB社とニッセイコムのどちらにするかで悩みました。
B社のシステムは機能面ではGrowOnw Cubeに劣るものの、インターフェースはシンプルでわかりやすく、すでに財務系で同じ会社のシステムが使われているため、データ連携の面で安心できると思っていました。
担当者レベルではB社を、管理者レベルではニッセイコムを推す声が多いという状態でしたが、最終的には、長く使うための汎用性の高さを優先し、ニッセイコムを選びました。
約1年かけて構築作業、データ移行、並行稼働を行い、2014年春からGrowOne Cube 給与の稼働をスタートさせました。
導入効果
保守費用内でのエンハンスが嬉しい
— GrowOne Cube給与は順調に稼働していますか?
はい、今のところ大きなトラブルもなく順調です。
実際に操作している担当者からは、GrowOne Cubeに変わったことで日々の色々な業務時間が短縮し、データのチェックに時間をかけることができるようになったという報告を聞いています。
当初懸念していたインターフェースについても、慣れてしまうと使いやすく、不便を感じることは無いようです。財務等の他システムとの連携も問題ありません。
機能面で便利になったことの1つが「未来の日付での先行入力」です。住民税などの入力作業を余裕がある時に済ませることができるようになりました。それによって、決まった時期に集中しがちな作業の負荷を分散できるようになりました。
— 独自のカスタマイズを加えた部分はありますか?
前月分給与の修正についてです。2,500人分の給与計算をしていると、申請遅れや締日の関係で、翌月に遡及が入ってしまう場合があります。
遡及計算についてはGrowOne Cubeの基本機能にも備わっていましたが、「何月分の修正を何月に行ったか」というログも残したかったのです。
後で管理者が変わった時にもこのような記録がしっかりと残っているのが大事ではないかと考えていました。また行政等では発生ベースと支給ベースとでは証明処理が違うため、この修正がいつの月の修正なのかという証明が求められる事も多々あります。この辺りをきちんとクリアしたいと思いカスタマイズをお願いしました。とても便利で重宝しています。
後から追加された機能という意味では、導入当初には無かった追加機能は他にもあります。しかしそれらは、カスタマイズではなくパッケージ自体のエンハンス(機能強化)によるものです。
ニッセイコムは定期的にユーザーからの要望を集約して標準パッケージのエンハンスを行ってくれます。エンハンスに追加費用はかからず、保守費用の範囲内で機能が追加されるのは嬉しいサービスです。
最近のエンハンスでは、産前産後休業期間中の保険料免除について、手作業でフラグを立てなくても自動で判別処理を行う機能が追加されました。常に進化していくというのは使う側にはありがたいことです。
今後の展望
— これまでのニッセイコムの活動やサポートについての評価をお願いします。
導入当初に比べて、現在はサポートに来て頂く頻度は減っています。電話やリモート接続での対応だけで済むことも多いです。
ただしそれは、それまでに培ってきた人間関係があるからこそだと思っています。
現在担当しているエンジニアの方は、導入前の提案時からのおつきあいです。最初はデモ環境の貸し出しや技術面での細かな確認などのコミュニケーションから始まりました。導入決定後にはそのまま担当になっていただき、以後現在までずっと面倒を見てもらっています。
同じ電話対応でも、相手がこちらの事をよく理解しているかどうかによって解決までの時間や精度は全く違います。現在安心して相談ができるのも、良い関係を維持し続けることができたからだと思います。
今後のエンハンスにも期待しています。さらに良いパッケージにしていただくために、私たちも、たくさんのリクエストをニッセイコムにぶつけ続けようと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様について
所在地 | 福島県郡山市西ノ内2丁目6番18号 |
---|---|
開設・創設 | 1895年8月 |
職員数 | 約2,400名 |
Webサイト | 一般財団法人 太田綜合病院 |
2015年12月取材。
このページの情報は取材日時点のものです。
現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。