GrowOne 人事SX, GrowOne 給与SX, GrowOne Cube 販売 導入事例 日新産業株式会社様
お客様の声
日新産業株式会社の皆さまに、GrowOne Cube クラウドサービスの導入経緯や評価などについて伺いました。
<写真>
〔日新産業株式会社〕
経理部経理課 遠藤幸裕氏(後列左から2番目)
同課 松本健史氏(前列右端)
同課 柴﨑紀子氏(前列中央)
同課 野﨑加奈子氏(前列左端)
人事部人事課 角田恒一氏(後列中央)
同課 高田都史氏(後列右から2番目)
〔弊社〕
営業 谷(後列左端)、松尾(後列右端)
※GrowOne 人事SX、GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 人事、GrowOne Cube 給与の後継製品です。
導入の背景・目的
基幹業務システムを全てクラウド化
— 日新産業では、ニッセイコムから何を導入されているのでしょうか。
GrowOne Cubeシリーズの以下のパッケージシステムを導入しています。
- GrowOne Cube 人事
- GrowOne Cube 給与
- GrowOne Cube 販売(債権管理、債務管理システムのみ使用。詳しくは後述)
これらは全てクラウド版を使っています。当社に自社内サーバに構築した他のシステムはありません。基幹業務システムの全てをクラウド環境で運用しているということになります。
— 基幹業務システムのクラウド化は徐々に浸透してきましたが、全てをクラウド化しているというケースはまだ少ないと思います。
当社は2004年にGrowOne Cubeの前身の「NCくんシリーズ」を導入した際、初めから自社にサーバを置かず、当時の表現でのASP形式を採用していました。比較的早い段階からデータの外部管理には慣れていたため、2014年にGrowOne Cubeへのリプレースを決断した際も抵抗感はありませんでした。
社内にITに詳しいスタッフがいないため、セキュリティや災害リスクなどを考慮すると、クラウドサービスを利用して専門家に任せるほうが安心だと考えています。
— 給与計算や月次決算などの情報をクラウド環境で扱う際、システムの処理速度やエラーを心配される方もいらっしゃいます。そのあたりはお使いになっていかがでしょうか?
一度に多くの計算処理を行う場合や、複数条件で検索をかける時などは多少レスポンスが遅くなりますが、業務に支障が出るほどのものではなく、許容範囲内だと思います。エラーが発生したことはありますがすぐに対応してくれますし、障害報告も届きます。これまで使ってきた中でデータが消えてしまうような重大な障害が起きたことはありません。
— これまでのご経験から、GrowOne Cubeのクラウドサービスのメリットを挙げるとしたらどのような所になるでしょうか?
クラウドサービスであっても、オンプレミスと同様の事ができるということがGrowOne Cubeの魅力だと思います。具体的には以下の2点が挙げられます。
- オンプレミスと同様のカスタマイズができる
- オンプレミスと同品質の運用サポートが受けられる
導入効果
オンプレミスと同様のカスタマイズ
— 順にお伺いします。まず1つめの「オンプレミスと同様のカスタマイズができる」とは?
GrowOne Cubeはクラウドサービスであっても自社独自の細かなカスタマイズを施すことができます。当社も独自の設定や使い方をしたかった部分がいくつかありましたが、以下の2通りの方法で対応していただきました。
<標準機能でカバーできるカスタマイズ>
GrowOne Cubeは、追加開発をせずに標準機能の設定変更で対応できてしまうことが多くありました。
・支給/控除項目や計算式
たとえば給与ですと、追加できる支給/控除項目の数に十分な余裕がありますし、複雑な給与計算式も登録をしたり、後から変更ができたりします。
・経費精算システムとの連携
当社に合った経費精算処理がGrowOne Cubeの標準機能ではカバーできませんでした。この機能はニッセイコムから提案していただいた他社製の経費精算システム(こちらも同じくクラウドサービスです)を採用しました。この経費精算システムとのデータ連携も、標準機能の設定だけで実現できました。
<追加開発によるカスタマイズ>
当社の業務に合わせるために、追加開発もしていただきました。
具体的には以下の2つの部分です。
・独自勤務表の取り込み
当社では独自の勤務表を使用しています。そのフォーマットをGrowOne CubeからEXCEL出力して各部署/拠点に送り、日々の勤務実績を入力して返送してもらいます。集約した勤務表を、GrowOne Cubeに取り込んで自動計算ができるように作り込んでいただきました。
・債権管理/債務管理システムの独自帳票
当社は業務請負やアウトソーシング等の人的サービスの提供を事業としています。そのため入出庫や棚卸というものはなく、「GrowOne Cube 販売」に含まれているサブシステムの中では「債権管理」と「債務管理」のシステムだけを使っています。
債権管理/債務管理システムの中で顧客や取引会社とやりとりをする請求書や現状の支払業務処理に合わせた支払依頼書などの各種帳票類を取り扱うことができるように追加開発をしていただきました。帳票の種類が多かったため、追加開発の中で最も苦労した部分でした。
以上のように、GrowOne Cubeはクラウドサービスであってもオンプレミスと同じようなカスタマイズができます。「クラウドだからここは我慢する」という部分はほとんどないのではと思います。
オンプレミスと同品質の運用サポートが受けられる
— 2つめの「オンプレミスと同品質の運用サポートが受けられる」とは?
オンプレミスと同じように、専任のSEがサポートをしてくれます。当社の場合、人事/給与と経理で二人のSEにチームで担当していただいております。お二人ともシステムだけではなく人事や経理業務そのものにも詳しく、いつも助かっています。
専任で長年継続して担当してもらっているので、当社の業務や習慣もよく理解されています。
以前、これは個別対応でしたが、子会社の合併に伴い給与体系の改定があり、システムにも反映させなければいけない時がありました。その際も月に何度も足を運んでいただき、様々な作業の段取りをリードしてくれました。
そのようなやりとりの蓄積があるため、何か困った時にゼロから説明する必要がありません。コミュニケーション上のストレスが無いことは本当に楽です。
また、クラウドサービスですから、使用中に困ったことがあった時に電話の向こうで同じシステムを見ながらすぐに対応していただけます。オンプレミスのように、来社していただくまで何もできないということはありません。
毎月使うような機能は大丈夫なのですが、年に数回しか行わない作業については使い方を忘れてしまうこともあります。そのような時もSEに連絡して操作方法を教えてもらいます。GrowOne Cubeにはまだ使いこなせていない機能も多く、現在でも不安があれば連絡をして指導を受けながら使っています。
— 法改正対応などの時のサポートはいかがですか?
ここはオンプレミスとは違う所で、クラウドなので全てニッセイコムにお任せです。
かなり早い段階でシステムの更新をし、該当箇所のマニュアルを送ってくれます。私たち側は業務上の変化に対応することだけに専念できます。
今後の展望
— 最後に、今後の展望について教えてください。
まだまだ使いこなせていない部分があるので、継続的にサポートをいただきながら習熟していきたいと思っています。また、GrowOne Cubeはユーザーの声を集約して定期的にエンハンスをされています。より良いシステムにしていくためにも、「こういうこともできませんか?」というような気軽な相談やリクエストをどんどんしていきたいです。
また、せっかくGrowOne Cubeでデータを集中管理していますので、安否確認システムなどの現在検討中の他のシステムとも連携をとり、活用範囲を広げていけるようになるといいですね。今後もニッセイコムとのコミュニケーションを深めていきながら、色々なアイデアを実現していきたいです。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様について
本社所在地 | 横浜市中区尾上町6丁目81番地 |
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設立年月日 | 昭和38年11月1日 |
従業員数 | 552名 |
Webサイト | 日新産業株式会社 |
2016年7月取材。
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