GrowOne 人事SX, GrowOne 給与SX 導入事例 京阪セロファン株式会社様

お客様の声
導入製品
京阪セロファン株式会社の皆さまに、人事/給与システムのリプレース経緯や、複数候補の中から「GrowOne Cube 人事/給与」を採用された理由などについて伺いました。
<写真>
〔京阪セロファン株式会社〕
取締役管理部長 飯尾氏(中央右)
管理部次長兼電算課長 山内氏(右から2番目)
管理部次長兼総務課長 杉本氏(左から2番目)
管理部総務課 清水氏(中央左)
〔弊社〕
関西支社京都支店副支店長 佐藤(右端)、営業 塩見(左端)
※GrowOne 人事SX、GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 人事、GrowOne Cube 給与の後継製品です。
導入の背景・目的
同じベンダーの製品へ乗り換えようと思っていたが・・・
— はじめに、システムのリプレース経緯を教えていただけますか。
当社では、ある大手ハードベンダーA社の給与パッケージシステムを長年使っていました。そのベンダーで新しい製品がリリースされるのに伴い、使っていたシステムがサポート切れになるということがわかり、リプレースをしなければいけなかったというのがきっかけでした。
はじめは、A社の新しいパッケージにそのまま乗り換えようと思っていました。
ところが詳しい話を聞いてみると、同じ会社の製品であるにも関わらず導入費用が想定以上に高額になることがわかりました。そこで、この機に複数のベンダーに声をかけて比較検討したほうがいいと判断しました。
また、これまで人事データについては別途データベースソフトを使って管理をしていましたが、このタイミングで、統合された人事/給与パッケージを導入しようと考えました。
A社とニッセイコムを含めて5社に声をかけましたが、そのうち2社については当社の事業規模には合わないことが早々にわかったため除外しました。
A社、ソフトウェアベンダーB社、ニッセイコムの3社で比較をし、最終的にニッセイコムの「GrowOne Cube 人事/給与」を採用しました。
— 3社の製品の中からニッセイコムの「GrowOne Cube」を選ばれた理由を教えていただけますか。
以下の3つの点で、ニッセイコムが優れていると評価しました。
- 営業担当者の「翻訳力」
- 原理原則に立ち返ったカスタマイズ対応
- コストパフォーマンスの高い保守サービス
選定ポイント
営業担当者の「翻訳力」
— 順にお伺いします。まず1つめの「営業担当者の『翻訳力』」とは?
各社には何度か訪問をしていただき、こちらの要望をお伝えしたり、システムについてご説明をいただいたりしました。差を感じたことの1つが営業担当者の対応です。
もちろんシステムの詳細についてはSEの方にご説明いただくのですが、我々はITの専門家ではありませんので、難解な部分もあります。そのような時ニッセイコムの営業担当者は、ユーザーの立場でコミュニケーションをサポートしてくれました。
たとえば、SEからの機能説明の後で「これによって、◯◯の処理がこのようになります」というような形で業務につなげて補足をしてくれたり、私たちの代わりに質問をしてSEの話を掘り下げてくれたり。これは訪問時だけではなくて、電話やメールで問い合わせをした際にも同様でした。
一方で他のベンダーの中には、SEを連れてくるだけが自分の仕事、というスタイルで仕事をされているような営業担当者もいました。こちらから問い合わせをした時も「SEに確認します」だけで、ただの伝言ゲームになっていました。
なぜこのような事を重要視したかというと、経験上、「営業担当者の対応の質」と「システム導入後のサポート品質」は比例することが多いからです。導入後のサポートは買った後でないとわかりません。ニッセイコムの営業担当者の対応は、導入後も大丈夫そうだという安心感がありました。
原理原則に立ち返ったカスタマイズ対応
— 2つめの「原理原則に立ち返ったカスタマイズ対応」とは?
私たちのリクエストの中には、給与パッケージの標準機能では対応できないものがいくつかありました。具体的には、役員報酬の区分の仕方や、通勤手当の支払い方法やタイミングなどです。
カスタマイズの要望に対する各社の反応は、三者三様でした。
A社からは「この位かかります」と高額なカスタマイズ費用の見積もりが返ってきました。
B社は、最後まであいまいで、明確な回答が返って来ませんでした。
ニッセイコムのSEは、対応方法を一緒に考えてくれました。
機能うんぬんの前に、そもそも業務をどうしたいのか?という原理原則に立ち返り、その上で標準機能の応用で対応できるかどうかや、カスタマイズをするとしてもどうすれば最小限のコストで実現できるかを検討してくれました。
中には「そのやり方はおかしいのでは?」とはっきり指摘してくれた部分もありました。私たちは他社の給与計算業務を知っているわけではありませんから、ありがたかったです。
加えて、提案段階から関わっていたこのSEが、構築や導入後の運用も京阪セロファン担当として一貫してサポートしてくれるという事も魅力でした。
コストパフォーマンスの高い保守サービス
— 最後の「コストパフォーマンスの高い保守サービス」とは?
保守費用を、法改正対応等の「パッケージ保守費」と、電話やオンサイトでの「SE保守費用」に分けているベンダーが多い中、ニッセイコムは2つの区分が無い統合された保守サービス費用が設定されていて、分かれているベンダーよりも安価でした。
5年間くらいのスパンで考えると、サポート費用も積み重なると大きな差になります。
このコストパフォーマンスの高さも、ニッセイコムの魅力でした。
導入効果
— GrowOne Cubeの導入による変化はございましたか?
前のシステムで不便を感じていた部分の多くが解消されました。細かい具体例をいくつかご紹介します。
<社会保険料計算の効率化>
前のシステムでは介護対象者や退職・中途入社での天引き等についてそのつど給与月に対象/対象外を設定していました。
GrowOne Cubeでは健保や基金、年金と別々に取得と喪失年月日を入力できるので便利です。
<経理への給与仕訳連携データ出力>
前のシステムでは、通勤費が対象外となる等正しく仕訳されないことが多く、毎回経理システムに別途入力する手間がかかっていました。GrowOne Cubeでは仕訳連携をカスタマイズで対応しており、連携がきちんととれています。
<過去帳票の出力>
前のシステムでは、所属や住所などの履歴を持つ事ができず、源泉徴収票や給与明細等はその時のものしか出力できませんでした。GrowOne Cubeは履歴が蓄積されるので、過去の帳票も出力できるようになりました。
また、先日付入力も可能なので、異動・採用・退職等、これから発生する内容を先行して入力できるので、手すきの時に処理をする事ができ、業務の平準化につながります。
<並行処理>
給与と賞与、給与と年末調整などを並行して処理できるようになりました。以前のシステムでは同時に動かしていると反映されないこともあったため、11月給与が終わってからでないと年末調整は触れないといったタイミングを気にしないといけなかったのですが、今は全く気にせずに作業ができるようになりました。
<マイメニュー>
よく使う機能の「マイメニュー設定」が便利です。最初に設定してずっと使っています。
また、SEのサポート品質についても期待通りでした。
不具合があった時などにこちらから連絡を入れると、話の内容をすぐに理解して対応してくれます。やはり構築段階から関わっていたSEがそのまま面倒を見てくれるというのはとても頼もしいです。毎回ゼロから説明しなくても済みますから、ストレスもありません。
— 最後に、ニッセイコムへのメッセージをお願いします。
いつも思っているのは、担当SEの方と当社とは相性がとてもいいということです。
口調はやわらかですが、よく聞くと中身は率直でズバズバとしている(笑)。頼もしく思っています。
ハードのリプレース時期が近づいてきましたが、GrowOne Cubeは使い続けていくつもりですし、ニッセイコムとはこれからも長いお付き合いになればと思っています。今後ともよろしくお願いします。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様について
本社所在地 | 京都市右京区西院月双町5 |
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設立年月日 | 昭和8年4月1日 |
従業員数 | 372名(2014年4月1日現在) |
売上高 | 18,194百万円(2014年度) |
Webサイト | 京阪セロファン株式会社(現:フィルネクスト株式会社) |
2015年10月取材。
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