GrowOne 人事SX, GrowOne 給与SX 導入事例 公益財団法人 湯浅報恩会様

お客様の声
導入製品
公益財団法人湯浅報恩会のお二人に、「GrowOne Cube 人事/給与」の導入経緯や選んだ理由、導入後の評価などについて伺いました。
<写真>
〔湯浅報恩会〕
人事課 課長 鈴木清一氏(右端)
同課 係長 鈴木弘二氏(左から2番目)
同課 三本木美恵子氏(右から2番目)
同課 坂内良子氏(左から3番目)
同課 野地裕貴子氏(右から3番目)
〔弊社〕営業 千葉(左端)
※GrowOne 人事SX、GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 人事、GrowOne Cube 給与の後継製品です。
導入の背景・目的
「給与計算アウトソーシング」から「給与計算パッケージ」へ
— はじめに「GrowOne Cube 人事/給与」の導入経緯を教えてください。
私たちは、GrowOne Cubeの前身システムの「NC給くん」の頃から導入をしておりますので、当時の経緯から説明します。
「NC給くん」を導入したのは2008年です。それ以前までは給与計算業務をアウトソーシングで外に出していました。
アウトソーシングをやめて自社内で給与計算システムを導入しようと考えたのは、経営分析ができるようにしたかったからです。アウトソーシングの場合は手元に集計済みのデータはありますが、生データを見たい、違った角度から分析してみたいという時にすぐに行うことができません。アウトソーシング会社からデータを取り寄せるだけでも時間がかかってしまいます。
世の中の給与計算パッケージも日々進化しており、これまでアウトソーシングしていたような業務も、高機能のシステムがあれば社内でもやってしまえるのではと考えました。
そのような経緯で、給与パッケージの情報を集め始めました。
基本は標準パッケージで、カスタマイズを加えるとしても小さな範囲で。また将来的に人事システムへの拡張が可能であることという条件で、合いそうなものをリストアップしてみました。
選定ポイント
病院に合った基本機能を備えたパッケージは少なかった
— どのように選定を進めていかれたのか教えていただけますか。
実は、絞り込み自体は時間がかかりませんでした。
数あるパッケージ製品の多くが支給/控除項目の部分で候補から外れてしまいました。病院は多種多様な項目を有する職場です。たいていのパッケージは支給と控除がそれぞれ20項目程度というものばかりで、それ以上加えるにはカスタマイズが必要でした。20項目ではちょっと足りません。
選定を始めて早い段階で、ニッセイコムの「NC給くん」ともう1社のパッケージの二択に絞られました。デモ機を触らせて頂いたりしながら比較検討した結果、NC給くんを選びました。
決め手となったのは、従来まで行っていた特殊な計算処理への対応でした。
アウトソーシングをしていた時には、過去に遡った処理を行うようなケースがありました。たとえば労働組合との協議が定期昇給期日までに終わらず、妥結後に差額計算を行うような場合です。
ニッセイコムに相談したところ、SEが具体的な解決方法を検討してくれました。結果、過去のやり方をそれほど変えずに対応できるということを示してくれました。一方、もう1社の方は検討しますと言ったものの、難色を示して最後まで明確な返答をいただけませんでした。
「NC給くん」の導入を決定し、2008年9月から本稼働を始めました。
アウトソーシング会社に事情を説明したところ、幸い協力的に対応してくれました。これまでアウトソーシング会社が保有していた過去のデータを取り込む作業も順調に進みました。
その後2013年に、バージョンアップした「GrowOne Cube 給与」への移行を実施し、現在に至ります。「NC給くん」は上述の支給/控除項目がそれぞれ40項目まで設定できておりましたが、GrowOne Cubeでは項目数が更に大幅に増えました。今後この点で心配することは無さそうです。
導入効果
ニッセイコムのエンジニアはフットワークが軽い
— これまでのニッセイコムのサポートについての評価を頂けますでしょうか?
年末調整や法改正対応といった節目以外にも、仙台からまめに通って対応して頂いております。リモートでもサポートしてくれますので、急いでいる時にも早く問題が解決できます。
アドオン開発をして頂いた部分もあります。
病院の勤怠手当は時間や回数によって変化するのですが、それを計算して支給額をExcelで算出し、そのデータをシステムに取り込む仕組みです。システムの内部でカスタマイズを加えるのではなく、メンテナンスのしやすさを考慮して外部データを取り込む形式を工夫してもらいました。
GrowOne Cubeは外部データ取込用のフォーマットがガチガチに決まっておらず、csvやExcelを少し変更するだけで取り込むことができます。これも使い勝手のいい部分だと思います。
また、他のITベンダーに比べて、ニッセイコムのエンジニアはフットワークが軽い所が魅力だと思います。
大手の会社だとちょっとした事でも社内の複数の階層に話を通さないといけないようで、返答に時間がかかる事が多いです。ニッセイコムはいつでも気軽に直接エンジニアに相談できますし、色々と融通も利いてくれますし、作業も速い。このような所は今後も継続していただけるとありがたいです。
今後の展望
— 最後に、今後の展望について教えてください。
2014年から「GrowOne Cube人事」を追加導入しています。こちらの活用を進めていくことが今後の課題となります。
病院は転職歴のある人が多いですし、資格や免許の種類も多いです。たくさんの項目をどう効率的にマスターに落とし込んで管理するかという事が、一般企業に比べて難しい所だと思います。
システム整備を進めることで、多様な人事データを管理できるようになります。手早く抽出できる機能を活用し、各部署や外部からの問合せ対応、更には各種シミュレーションなどを効率よくできるようにしていきたいと考えています。
給与システムのほうは大分使い慣れてきましたが、まだ有効活用できていない機能も多いのではと思っています。日々の業務の中ではマニュアルだけで活用度合いを高めていくという事はなかなか難しく、まだまだニッセイコムの支援が必要です。私たちだけではなかなか気づけない点を、専門家の観点から指摘して頂けると嬉しいです。
お客様について
所在地 | 福島県郡山市駅前一丁目1番17号 |
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開設・創設 | 1887年 |
病床数 | 305床(寿泉堂綜合病院) |
診療科数 | 32(寿泉堂綜合病院) |
職員数 | 約900名 |
Webサイト | 公益財団法人 湯浅報恩会 |
2015年12月取材。
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現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。
