GrowOne 人事SX, GrowOne 給与SX 導入事例 株式会社フェリシモ様

お客様の声
導入製品
株式会社フェリシモの皆さまに、「GrowOne Cube 人事/給与」の導入経緯や、ニッセイコムのサポート面の評価などについてお話を伺いました。
<写真>
〔株式会社フェリシモ〕
コーポレートスタイルデザイン本部 総務部 部長 金水正氏(右から2番目)
総務部 総務グループ グループリーダー 奥村伸一氏(右から3番目)
総務部 岩崎眞由美氏(左から2番目)
総務部 日下部淳子氏(左から3番目)
総務部 池田由香氏(中央)
〔弊社〕
営業 松田(右端)、SE 中谷(左端)
※GrowOne 人事SX、GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 人事、GrowOne Cube 給与の後継製品です。
導入の背景・目的
新たな挑戦をしやすい環境づくり
— フェリシモの、組織・人事面における特長について教えていただけますか。
それでは、当社の事業の特長と絡めて説明します。
フェリシモが他の通販会社と大きく違うのは、商品1つ1つをお客様が選んで購入するのではなく、気に入ったテイストやコンセプトの商品をコレクションするように定期購入するという点です。自分の好みを知っている友人からの贈り物のように、驚きや感動を与える、そのような付加価値のある購入体験をお届けすることを大切にしています。
取扱商品はファッションや雑貨、美容、食品など多岐に渡り、さらにそれぞれの商品カテゴリーの中にいくつものブランドやコレクションが存在します。
既に商品化されているものは氷山の一角です。社内には、まだ商品化されていない無数の「企画の種」があります。毎日社内のどこかで生まれ、育てられています。新しい企画や事業そのものを創り出し続けることがフェリシモの成長の原動力です。
生まれた企画や事業に合わせて、組織やチームの編成は柔軟に行われます。きちんと他社比較した事はありませんが、組織変更の頻度は多いほうだと思います。本社から物流センターまで、正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトと様々な雇用形態のスタッフが柔軟で働きやすく、新たな挑戦をしやすい環境をつくることが重要だと考えています。
— 「新たな挑戦をしやすい環境づくり」を行う上で、インフラとなるシステム面に求めていることはありますか?
総務部が直接関わっている人事給与システムについて申し上げると、上述のような事業面の特長から、やはり変化に強いシステムであることを求めています。組織変更や手当等の給与制度、休暇制度等の変更があった場合、そのつど設定変更やカスタマイズに時間がかかるのではなく、できるだけ速やかに対応できるシステムが理想的です。
— 現在ご利用いただいている、「GrowOne Cube 人事/給与」の導入経緯について教えていただけますか。
10年以上前から、GrowOne Cubeの前身システムである、ニッセイコムの「NCくんシリーズ」の人事給与システムを使っていました。2013年より、バージョンアップしたGrowOne Cubeに切り替えて運用しています。
切り替えの際には、新しいシステムによって解決したい課題を洗い出しました。上述のような自社業務の変化に対応できる点に加え、手作業の省力化、他システムとの連携時の整合性の向上などをポイントに新しいシステムの要件を検討しました。
加えて、これまでのシステムでは、新規事業が立ち上がった際にスタッフが過去に携わった業務やプロジェクトの履歴が参照できませんでした。新システムではその点を改善し、過去の履歴を把握することで効果的なメンバー編成が出来るようになりたいと考えておりました。
またこれらの要件については、カスタマイズありきで考えるのではなく、システムに標準で備わっている機能でどこまで実現出来るのかを見極めることを重要視していました。
その上でパッケージに合わせることの出来る業務については見直しを図ることを考えていました。
その後、以上のようなポイントを元に複数製品の比較検討を行いました。
結果として、機能面・価格面共に満足できるものであり、これまでの10年以上のサポート実績を評価して、最終的にGrowOne Cubeの採用を決定いたしました。稼働から2年ほど経ちますが、大きな問題もなく運用できています。
導入効果
業務そのものに詳しいエンジニア
— GrowOne Cubeや、ニッセイコムの運用サポートについて評価をいただけますか。
まず全体的な処理速度が向上しました。加えて、細かい部分での省力化で助かっています。たとえば退職者が発生した場合、今までは手作業で行っていた住民税や社会保険の制御がボタン1つでできるようになりました。給与を仮更新して源泉徴収票を作成できるため、前倒しで作業ができるようにもなりました。このような細かな改善箇所は色々あります。
インターフェースそのものは前システム同様、業務の流れに沿った形になっているため操作に戸惑うこともありませんでした。各機能項目に番号が割り振られているため、操作の問い合わせ時に「◯番についてですが・・」とコミュニケーションがとりやすくなりました。
エンジニアの方のサポートにも満足しています。
定期的な法改正対応の他、業務で困ったことを相談することもあります。システムだけではなく人事や給与計算業務そのものに詳しく、標準的な機能では難しい事項についても「できます/できません」の二択ではなく、どの設定や機能を調整すればどの程度までカバーできるか、業務に与える影響は何かなどを説明してくれます。
今後の展望
— 最後に、今後の展望について教えてください。
システムを通じた業務の見直しを更に進めていきたいと考えています。
GrowOne Cubeの導入を通じて、これまで慣れ親しんだやり方をシステムの標準機能に合わせたやり方に直し、結果的に効率化を実現できた部分がいくつもあります。
GrowOne Cubeの標準機能は、多数の企業での実業務を踏まえて開発されたものです。当然「それを標準的なやり方としたほうがいい理由」があります。それを理解せずに自分たちの慣れたやり方へのカスタマイズばかりを求めるのでは、みすみす改善の機会を見過ごしてしまうことにもなります。
その意味で、ニッセイコム側からの提案や情報提供に期待しています。
これまで改善できたのは、こちら側から「この部分の処理はどうにかなりませんか?」と問い合わせをした部分が中心です。まだ私たちが気づいていない、より良くできるポイントはたくさんあると感じています。
1つ1つの機能について、「どのような機能か」だけではなく「なぜ、そのような機能が備わっているか」という思想的な部分もセットで学ばなければいけないと思います。それによって、システムをもっと使いこなせるようになり、社員の働きやすい環境づくりに繋げていきたいと考えています。
ニッセイコムには、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様について
本社所在地 | 神戸市中央区浪花町59番地 |
---|---|
設立年月日 | 1965年5月 |
従業員数 | 905名(2015年2月28日現在) |
売上高 | 377億03百万円(2015年2月期) |
Webサイト | 株式会社フェリシモ |
2015年10月取材。
このページの情報は取材日時点のものです。
現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。
