本部・店舗システム(スクラッチ開発) 導入事例 株式会社ホームセンターアグロ様

株式会社ホームセンターアグロ様

お客様の声

「接客中にその場で他店の在庫が確認できる。単品の帳簿在庫が毎朝わかり、定番品が自動発注できる。
 そうすることで、売れ筋を切らさず、季節品もできる限り見切らずに売り切ることができます」

兵庫県内で14店舗のホームセンターを展開している、株式会社ホームセンターアグロでは、ニッセイコムの「ホームセンター業界向け本部・店舗システム」を導入しています。


導入経緯やホームセンター特有の業務に対応した機能などについて、同社常務取締役 管理本部長の清水常豊氏(写真前列左)、システム部マネージャーの赤木秀行氏(写真前列右)にくわしく伺いました。


※写真後列左から2番め:システム部 近藤吉将氏
後列中央:システム部 大河原まどか氏
後列左端:弊社 関西支社 神戸支店 営業第一課主任 嶋崎
後列右から2番め:弊社 関西第一システム本部 システム第二部第二課 課長代理 安田
後列右端:弊社 関西支社 神戸支店 営業第一課 大谷

導入の背景・目的

ニッセイコムから何を導入したか

 

— ホームセンターアグロでは、ニッセイコムから何を導入したのですか。


ホームセンターアグロでは、ニッセイコムの「ホームセンター業界向け本部・店舗システム」を導入しました。初期バージョンを導入したのは2003年でした。その後の継続的なシステムサポートを経て、2009年にシステムのバージョンアップを行いました。


現在の活用状況は以下のとおりです。

項目 内容 備考
システム名 ホームセンター業界向け 本部・店舗システム
システム用途
<本部>
発注・売価・特売・売掛・仕入・買掛・在庫棚卸などの管理 サブシステム(Excel、Access等)のデータとの連携
システム用途
<店舗>
発注・検品・返品・棚卸・棚割・廃棄・店間移動などの管理 無線ハンディ端末での入力作業が可能
他システム
との連携
以下のシステムとデータ連携を行っている
  • POSシステム
  • 物流センターシステム
  • POP作成システム
  • 委託棚卸(夜間実施)

世の中よりも先に不景気感を味わった

 

— 「ホームセンター向け本部・店舗システム」を導入した目的を教えてください。

 

最大の目的は「低価格化競争の時代に耐え得る、粗利を確保できる業務体制づくり」です。具体的には、店舗作業の徹底した効率化や、販売機会損失の最小化などがこの目的の中に含まれます。


2000年以降のホームセンター業界は、総合スーパーの巻き返し、ディスカウントストアの台頭などが重なりました。さらに兵庫県内については競合企業の出店攻勢もあり、低価格競争が一段と激しくなりました。不振店のスクラップ&ビルドやコスト削減に追われ、ホームセンターアグロにとっては最も苦しい時期でした。


そのような時期に「本部・店舗システム」は導入されました。
対処療法的なコスト削減ではなく、継続的に業務改善を行うことができるシステムにしていかないといけない。しかし既存のシステムではそれが困難だと判断しました。


技術力を評価して、新システムを作り上げていくパートナーにニッセイコムを選びました。 2003年の初期導入から現在まで、「本部・店舗システム」はさまざまな改良を積み重ねてきました。

 

— 現在の「本部・店舗システム」は、当初の目的を実現できたといえるでしょうか。


実現できたといえます。データの処理速度や分析精度の向上によって、さまざまな業務の効率化が成されました。


粗利の確保や、新商品の仮説検証を行うための基盤となるシステムを作ることができました現在、リーマンショックに端を発した不況の中で多くの企業が対応に追われていると思います。ホームセンターアグロも例外ではありませんが、2003年頃に比べると悪くありません。右往左往することなく、本業のホームセンター事業での粗利確保や、新たな業態の試行~たとえば、職人向けのアイテムを販売する専門店「KEY POINT(外部サイト)」などが実現できています。
今考えると、ホームセンターアグロは世の中よりも先に不景気感を味わったと言えます。味わったからこそ、先手を打って「本部・店舗システム」を作り上げ、進化させることができました。それが、現在の厳しい経営環境の中で効果を発揮していると考えます。

選定のポイント

本部・店舗システムの機能1~当たり前の機能について~

 

— 現在の「本部・店舗システム」には、どのような機能が備わっていますか。

 

ホームセンターを運営するための機能が一通りそろっています。
それらの機能の中には、他のホームセンターのシステムにも当たり前のように備わっている機能もあると思います。一方で、地道に改良を重ねてきた結果、「ここまでできるようになった」と誇れる機能もあります。


まず「当たり前に備わっている機能」としては、以下のような機能が挙げられます。


<マスタ管理機能>
店舗側の業務やPOSシステムで必要となるマスタを本部で一元管理し、メンテナンスの全店一括コントロールを行います。


<売価管理機能>
基本の売価とは別に、〔店舗別の売価〕〔特売品の売価〕〔企画品の売価〕〔ミックスマッチ販売の売価〕の設定を行います。売価変更は予約登録が可能です。


<営業管理機能>
売上・仕入・粗利・在庫・ロスなどの営業実績を、店舗、部門、大分類、単品、特売、企画といった各単位で管理します。データは売上日報や営業管理表、分析用の実績集計データなどのフォーマットで出力されます。


<棚割機能>
本部が棚割パターンの作成・改廃を行い、店舗では棚割パターンや陳列位置情報に従って棚替え作業、プライスカードやPOPの差換えを実施します。


<発注機能>
〔定番品の自動発注〕〔特売品・企画品の発注〕〔店舗での補充発注〕〔特注品の発注〕の形態別に発注できます。仕入先との通信にはJCA手順とFAXを利用します。


<売掛・請求機能>
各店舗のPOSレジで入力された売掛を本部で管理し、請求・入金を実施します。


<外部連携機能>
東芝テック製POSターミナル、物流センターシステム、POP作成システムのホスト役としてデータ連携を行います。加えて、衣料品販売の一部お取引様へは販売データを配信しています。

本部・店舗システムの機能2~ここまでできるようになった~

 

— 次に、「ここまでできるようになった」機能について教えてください。

 

代表的なものとして、次の2つの機能をご紹介します。


<在庫・棚卸機能>
毎晩、その日に各店舗で作業した実績データを本部側で収集。それをもとに算出した各店舗の最新在庫情報を、翌朝の開店時までに各店舗へ配信します。


(補足)
この機能は、正月の鏡餅などの季節品を売り切るときにも効果を発揮しています。常に「どこで」「何が」「どのくらい売れているか/残っているか」が把握できるため、店間移動や見切り処分を行うかどうかなどの判断を適切に行うことができるようになりました。


また、店舗では当日開店前の帳簿在庫を利用して循環棚卸をしますので、正確な在庫情報を維持します。


これにより、棚卸のタイミングを待たずに、毎週在庫をチェックすることが可能で、高額商品などの在庫数管理を厳密に行うことができるようになりました。


一斉棚卸では、店休日を設けることなく、夜間で実施できる棚卸業者のアウトソーシングに対応しています。循環棚卸(在庫調査)の実施でも、正確な在庫情報を維持します。


<店舗業務機能>
〔補充発注〕〔仕入検品〕〔返品〕〔廃棄〕〔店間移動〕〔棚卸〕といった店舗での入力作業を、無線のハンディ端末で実施します。
バックヤードに戻らず、売り場内(接客できる場所)で作業を行うことができます。


ハンディ端末にはプライスカードの位置情報も表示されます。カードの差し替え時間も大幅に短縮されました(補足)
店内のプライスカードには、それぞれの商品に対応したバーコードが印刷されています。
たとえば「これをもう1つ買いたいが、在庫はあるか?」とお客様から訊かれたとします。そのような時バックヤードに戻ったり、本部に電話したりする必要はありません。

バーコードをハンディ端末で読み取れば、各店舗の在庫情報が端末に表示されます。それにより、迅速なお客様対応と、スムーズな店間移動、過剰在庫の防止が実現できるようになりました。

ニッセイコムや現場のスタッフと協力しながら、一つずつ改良を積み重ねてきました。かゆいところに、ちゃんと手が届くシステムになったと思います。これからも継続してバージョンアップさせていきます。

システムをより良いものにするためのコツ

 

— 「本部・店舗システム」のような種類のシステムを、継続して改良していくためのコツはありますか。

 

「目的をしぼったヒアリング」だと思います。
実際にシステムを使う、現場スタッフの声は重要です。しかし、漠然と要望や不満点をヒアリングすると、システムに落とし込む際に収拾がつかなくなってしまいます。


そこで「作業行程を減らす」「ミスを減らす」というように、毎回テーマをしぼってヒアリングを行ってきました。それにより、改善点を効率的に整理し、早くシステムに反映させることができました。加えて、ヒアリングされるスタッフ側にも「何のためにヒアリングをしているのか」がはっきり伝わりますから、建設的な意見を言いやすくなるというメリットもあります。

今後の展望

ニッセイコムの活動についての評価

 

— これまでのニッセイコムの活動について、評価をいただけますか。

 

ニッセイコムの良いところは、「誠実であること」と「軸がぶれないこと」だと思います。
「誠実であること」とは、こちらからの要望に対して、「できる・できない」、「こういう理由で即答はできないので持ち帰って検討する」などと、はっきり答えてくれるということです。「何でもできます」と安請け合いする業者ではありません。だから、安心していろいろなことを相談できます。


「軸がぶれないこと」とは、お付き合いを始めてからずっと組織として対応してくれているということです。ニッセイコムの誰か一人に頼みごとをすると、すぐにエンジニアや営業担当の方と共有してくれます。担当が交代することもありましたが、引継ぎもきちんとやってくれます。システム開発では、人が変わると軸がぶれることが多いですが、それもありませんでした。

 

— 最後に、ニッセイコムへのメッセージをお願いします。

 

「本部・店舗システム」は、ホームセンターアグロにとって欠かすことのできないシステムです。更にシステムを成長させていきたいと思っておりますので、これからも引き続きよろしくお願いいたします。


お忙しい中、ありがとうございました。

お客様について

ホームセンターアグロ「アグロガーデン」様

— ホームセンターアグロについて教えてください。

 

ホームセンターアグロは、ホームセンター「アグロガーデン」を兵庫県内に14店舗(2009年8月現在)展開しており、ガーデニング用品、ペット用品、家電、日曜大工用品などを販売しています。

「アグロガーデン」という名のとおり、園芸・ガーデニング用品に力を入れています。各地域の風土や気候に詳しく、商品に精通した専門スタッフを配置し、お客様に「緑のある生活」を提案しています。

野菜苗や植物については独自にルートを開拓し、兵庫県内の生産者が作ったものを中心に扱っています。陸送を2時間以内に抑えることができるため、よく生育するという利点があります。

設立は1981年、売上高139億円(2009年2月期)、従業員数は約720名(2010年1月時点)です。

       地域密着を徹底することで、高品質の商品をお客様にお届けしている(写真は太子店)

地域密着を徹底することで、高品質の商品をお客様にお届けしている(写真は太子店)

所在地 〒671-1553
兵庫県揖保郡太子町老原市川原39(太子店2F)
設立 1981年11月21日
代表者 代表取締役 安黒 嘉宣
従業員数 約790名
売上高 137億円(2013年2月期)
Webサイト ホームセンターアグロ社

2010年1月取材。
このページの情報は取材日時点のものです。
現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。

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