GrowOne 人事SX, GrowOne 給与SX 導入事例 大分県厚生連 鶴見病院様

大分県厚生連 鶴見病院様

お客様の声

「総合病院特有の要求を、カスタマイズ無しでカバーできるのは、候補パッケージの中で「GrowOne Cube」だけでした」

大分県厚生連鶴見病院 の方々に、「GrowOne Cube 人事/給与」へのリプレース経緯や選んだ理由、ニッセイコムの評価などについて伺いました。

〔大分県厚生連鶴見病院〕
 情報管理科 科長 佐藤 晴信 氏(写真中央左)
 統括管理室 人事課 主任 安倍 尚志 氏(右から2番目)
  同室   人事課    百﨑 典子 氏(左から2番目)
  同室   電算課 主任 宮西 拓 氏(右から3番目)
  同室   電算課    荒金 陸朗 氏(写真中央右)
  同室   電算課    安藤 隆史 氏(左から3番目)
〔弊社〕営業 廣井(左端)、SE 鐘ケ江(右端)


※GrowOne 人事SX、GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 人事、GrowOne Cube 給与の後継製品です。

導入の背景・目的

一番困っている時に、つながらない

— はじめに、人事/給与パッケージのリプレース経緯について教えていただけますか。


従来まで使っていた人事/給与パッケージが、OS更新の影響でバージョンアップに費用がかさんでしまうことがわかりました。使い勝手があまり良くないと感じていた部分があったため、同じ会社の製品だけではなく、他社も比較して次に使うパッケージを選ぼうと考えました。


不便に感じていた事は、二点挙げられます。
一つ目はサポート対応です。操作等で困った時にコールセンターに電話で問い合わせをするのですが、社会保険手続きや年末調整等の業務が集中する繁忙期にはなかなか電話が繋がりませんでした。メールを送っても連絡がくるまで時間がかかり、業務がストップしてしまうこともありました。

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二つ目はパッケージの標準機能のカバー範囲が狭かったことです。
たとえば給与計算ですと、支給や控除の項目数が足りなかったため強引に集約処理をせざるをえない項目が少なくありませんでしたし、複雑な計算式のある項目はExcelで計算結果を出してからシステムに手入力をしていました。
人事情報管理の面では、Web経由で閲覧はできるものの細かい権限設定ができず、自分の部署の情報だけを見るといったコントロールができないといった悩みがありました。


私たちの規模(役員からパートまで含めて約800名)での実績のあるパッケージ製品を調査し、以下の3社を候補としました。

  • これまで使っていたA社の新パッケージ
  • 他システムで取引のあったB社のパッケージ
  • ニッセイコムの「GrowOne Cube人事/給与」


ニッセイコムとはこれまでお付き合いがありませんでした。
福岡で開催された展示会で声をかけ、提案をお願いしました。

選定ポイント

複合施設特有の要求機能についてはカスタマイズを覚悟していた

— 3つの候補の中から1つを選ぶ上で重要視された点は何でしょうか。


基本的な給与計算や人事データの登録等は、どのパッケージにも基本機能として備わっています。ですからそれ以外の部分、複合施設特有の要求機能についてどこまで対応していただけるかを比較しようと考えていました。


具体的には以下のような点です。これら全てを、一般企業向けのパッケージの標準機能だけで対応することは難しいと思っていました。ある程度のカスタマイズは覚悟の上で、その追加費用がどのくらいになるかを気にしていました。

(1)支給/控除項目の管理:院内の全職種の手当を合わせると180近くになるので、今後の事も考えて項目数に十分な余裕があることを求めていました。


(2)給与体系毎の支給日管理
:役員、職員、非常勤、パートごとに給与体系と支給日が異なります。ミスを無くすために、できれば4種類それぞれが独立した形で、毎月の更新作業ができるといいなと思っていました。


上記2点に対応できているかが、大きなキーポイントでした。


(3)多種の発令パターン管理
:同じグループ内の健康管理施設や介護老人保健施設を含めると、事業所や職種の数だけ発令の文言が少しずつ異なります。さらにそれぞれに継続雇用と新規雇用の発令もあり、やはり文言は変わります。これらの効率的な運用管理をしたいと考えていました。


(4)引継のしやすさ
:システムに直接触れる給与計算担当者は異動も多く、新任の担当者が操作を覚えることに大変苦労することがありました。頻度の高い処理のテンプレート化や独自業務を反映したインターフェースにして、操作に慣れる時間の短縮化を望んでいました。


(5)ユーザー権限のコントロール
:先述の通り、管理職は自部署のスタッフの人事データだけを閲覧できるといったコントロールをし、アクセスログもきちんと残せるようにしたいと思っていました。


(6)専任のSE
:これは病院だけではないと思いますが、最初に申し上げた通り繁忙期でもきちんと問い合わせに対応していただけるように、専任のSEの方が付いていただけるような契約を希望していました。



— 最終的に、ニッセイコムの「GrowOne Cube人事/給与」を選んだ理由を教えてください。
                                                                             
上述のような「カスタマイズを覚悟していた要求機能」の全てを、パッケージの標準機能内の設定調整で対応できる(つまりカスタマイズ費用がかからない)のは、3社の中でGrowOne Cubeだけでした。しかも3社の中で最も安価でした。標準のままでも病院での運用に耐えうる、コストパフォーマンスの高いパッケージとして評価しました。


そしてもう1つ、選定の際には印象深い出来事がありました。
提案依頼書をお渡しして間もない時期に、ニッセイコム側から「機密保持契約を交わした上で、定款を見せていただけますか?」と言われたのです。


複合施設の複雑な給与規定によっては、どのパッケージを入れても運用に支障が出る可能性がある。そこを確認して、ニッセイコムであればどのように対応するかも含めて提案したいとのことでした。


過去当会では、人事/給与系のパッケージは4回のリプレースを経験してきました。その度に多数のITベンダーと接してきました。しかし「定款を見たい」と言ってきたのは、ニッセイコムが初めてです。選ばれるかわからない段階でも、手間を惜しまない会社なのだなと思いました。その時点で、ニッセイコムと仕事ができればいいなと思っていました。

2013年10月にGrowOne Cubeの導入を決定し、移行作業を経て2014年4月より本稼働させました。もうすぐ丸2年になります。

導入効果

数々の手計算、手作業が解消

—「GrowOne Cube人事/給与」の導入により、どのような変化がありましたか。


まず給与計算業務については、今までのような外部作業(Excelで細かい計算式を通してから結果をシステムに入力する等)の手間が無くなりました。体系別の給与更新ができるようになったことも大きな変化でした。安心して次の作業に進められるようになりました。


先述の「引継のしやすさ」については、もともとGrowOne Cubeのメニュー配列が業務の流れに沿っていてわかりやすいということに加え、「事象別手順処理」という機能が重宝しています。頻繁に行う一連の手順を登録することで、新任の担当者でも早く業務を覚えることができるようになりました。


人事管理については、年々一元化が進んでいます。任意の管理項目の追加や履歴の拡張を自由にできるため、スキャナで取り込んだ履歴書等、いろいろな情報を取り込んでいます。必要な時にいちいち書類を探し回ることが減りました。


GrowOne Cubeの導入と同時に、給与明細用の圧着機も導入しました。
今までは約800人分の給与明細を手作業で封入しており、スタッフ数名で丸1日かかっていました。ニッセイコムは圧着機についても詳しくて、いくつかのメーカーの製品の中から、私たちの規模に合うものを薦めてくれました。


導入した結果、1日がかりだった作業がたった1時間で済ませられるようになりました。
削減できた作業時間を考えると、圧着機の導入費用は既に回収できていると思います。



— これまでのニッセイコムの対応について評価をいただけますか。


提案段階から関わっていたSEの方がそのまま専任となってくれたため、安心して気軽に相談できています。電話やメール、リモートなどを使い分けて、いつも適切に支援をしてくれます。
こちらの新任担当者に対して「一つ一つ問い合わせをするよりも、一度まとめて基本部分を理解したほうが早く慣れます」と言って、操作指導に来てくれたこともありました。


ニッセイコムの営業の方、SEの方は二人とも複合施設の業務をよく知っています。ですからこちらの質問に対して、いつも的を射た回答をしてくれます。

今後の展望


— 最後に、今後の展望について教えてください。


人事管理・給与計算共に、業務効率を高める取り組みを継続していきたいと考えています。GrowOne Cubeの中にはまだ使いこなしていない機能もあります。直近では労働条件通知書の作成や管理のレベルアップに取り組みたいと思っています。


まもなくGrowOne Cubeは稼働3年目に突入します。基本業務をつつがなく回す段階を卒業し、業務品質をより高めるという段階に歩みを進めるためにはニッセイコムの力が必要です。これからもよろしくお願いします。


お忙しい中、ありがとうございました。

お客様について

昭和23年に前進の大分県農民療養所が開設され、当時農山村に多かった結核治療にあたった。その後発展を重ね、現在では230床を有する総合病院として地域医療を支えている。
施設名 大分県厚生農業協同組合連合会
所在地 〒874-8585 大分県別府市大字鶴見4333番地
設立 昭和23年
職員数 約800名
Webサイト 大分県厚生農業協同組合連合会
関連組織 ・大分県厚生連 鶴見病院
・大分県厚生連 健康管理センター
・大分県厚生連 介護老人保健施設シェモア鶴見
・大分県厚生連 訪問看護ステーションつるみ
・大分県厚生連 介護保険支援センターつるみ
・大分県厚生連 しおはま診療所
・大分県厚生連 介護老人保健施設しおはま
・事務所内保育施設 ひよこ保育園

2016年2月取材。
このページの情報は取材日時点のものです。
現時点では変更になっている場合もありますのでご了承ください。

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