アフターサービス業向けコラム設備などのアフターサービス・点検業務を効率化する重要性
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2025年02月14日
高度経済成長期に急速に普及し、2024年現在、国内に70万台以上設置されているエレベーター。今や人々の生活やビジネスにおいて欠かせない存在となっています。
これらのエレベーターが安全かつ効率的に運行され続けるためには、定期的な点検やメンテナンスが不可欠です。法定点検が義務付けられているのはそのためであり、事故を未然に防ぐために徹底した点検が行われています。
しかし、エレベーター事故の発生をさらに抑えるためには今以上に一歩踏み出した対策が必要ではないでしょうか。
今回は、保守メンテナンス・点検業務を効率化する重要性についてご紹介します。
1. アフターサービス・点検業務の重要性
エレベーターの事故の原因はさまざまですが、中には装置そのものが原因となる場合があります。
たとえ保守点検業務を行ったとしても、装置そのものの老朽化は避けられません。次回の点検までに老朽化が原因となり不具合を起こしてしまう可能性も否定できません。こうした老朽化にいち早く気付き対処するためには、こまめに、かつ継続的にアフターサービス・点検業務を行うことが大切です。
しかし、業務の複雑化や業務の対象となる設備・装置の増加によって、点検の回数を増やすことが難しい場合もあります。
エレベーターの安全性を確保するため、そして予想し得る危機を回避するための装置や機能、技術は日々進歩しています。しかしその分アフターサービス・点検業務も複雑化し、作業員の負荷が増加していることは容易に想像できます。
設備などのアフターサービス・点検業務が複雑化する中、今後いかにして業務を効率化していくかという点は大きな課題となり得ます。
業務の品質を均一化し、技術を継承して人材を育成するためにも、業務を効率化し情報をスムーズに共有することは非常に重要です。
2. アフターサービス・点検業務効率化のメリット
アフターサービス・点検業務に特化した基幹システムなどを利用すれば、業務管理をはじめとしたあらゆる情報を一元化することができます。お客様の最新の情報を全社員で共有することで、作業効率はもちろん、お客様満足度を向上につながるでしょう。
さらに、アフターサービス・点検業務を効率化することによって、管理側が現場の状況を把握しやすくなり、より的確な指示や作業スケジュールの作成を行うことが可能となります。現場での作業効率が格段に向上するため、コスト削減の実現も期待できるでしょう。
3. おわりに
エレベーターをはじめとする各種設備は、設置すれば終わり、という単純なものではありません。長く安全に使用できるよう、複雑化する保守メンテナンス・点検業務を効率化し、継続的かつ確実に行う必要があります。
アフターサービスや点検業務を効率化するためのシステムとして、ニッセイコムではアフターサービス業務向け基幹システム「GrowOneメンテナンス」を提供しています。保守業務に必要な情報を一元化し、品質を下げることなく現場業務の効率化を実現することが可能です。
モバイル対応のGrowOneメンテナンスは、保守先や営業先からでも修理履歴や物件情報を確認することができ、その場で最適な判断や行動をとることができます。最新の情報や進捗情報をリアルタイムで共有可能なため、ワークスタイルの変革とビジネスのスピード化を図ることができるでしょう。