GrowOneシリーズ(人事) 導入事例株式会社ホームセンターアグロ様

「毎日のように人事データの入出力や書類作成が
求められる当社は、4つの候補の中から
『GrowOne Cube人事』を選びました」

導入製品
GrowOne Cube 人事
業界/業種
ホームセンター運営
従業員数
約790名(2015年7月現在)
株式会社ホームセンターアグロ様

※GrowOne Cube 人事は、GrowOne 人事SXの旧バージョンの製品名称です。

取材にご協力いただいたお客様
常務取締役 執行役員 管理本部長 清水常豊氏(前列中央)
システム部/人事総務部 ゼネラルマネージャー 赤木秀行氏(前列右)
人事総務部 マネージャー 船川能弘氏(前列左)
人事総務部 岸本靖代氏(後列右から2番目)
人事総務部 佐藤陽子氏(後列右から3番目)
人事総務部 赤木由紀氏(後列左から3番目)
人事総務部 尾西恵美子氏(後列左から2番目)

ニッセイコムの営業・SE
営業 嶋崎(後列右端)、村田(後列左端)

この記事のポイント
  1. 01導入前の課題
    • 自前で開発した人事データベースが使いづらくなってきた
    • 必要な情報がバラバラに管理されており、雇用契約書等の作成に時間がかかっていた
    • 事業規模が拡大しても、限られた人員で人事管理業務を行わなければいけなかった
  2. 02導入後の成果
    • 人事情報の入出力が容易になり、書類作成等の負荷を削減できた
    • システムに備わった機能を使い、繁忙期の作業負荷を分散できるようになった
    • 自由に追加できる管理項目を使い、今までに出来なかった情報の抽出ができるようになった

導入の背景・目的

事業の拡大に自前のデータベースが追いつかなくなった

-- はじめに、人事システムの導入経緯について教えてください。


当社では、従来まではMicrosoft Accessを用いて社内開発したデータベースで人事情報を管理していました。しかし事業の拡大や雇用形態の多様化に伴い、自前のデータベースを継続利用することが難しくなってきました。


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現在当社では約860名の従業員が、ホームセンターをはじめ作業着専門店や温浴施設等の5業態28店舗で働いています。アルバイト・パート社員も含めた雇用契約書の作成は毎月数十件発生し、定常的にデータの入出力作業が必要です。
管理すべきデータの項目や量が増えるにつれ、既存データベースの不具合も目立つようになり、業務に支障が出始めていました。

人事システム導入のタイミングを図っていましたが、直接の契機は勤怠管理システムのリプレースでした。導入予定の勤怠管理パッケージベンダーから、「既存の人事データベースではデータ連携ができない」という指摘を受けました。

事業を拡大していく以上、人員を増やさずに人事業務を円滑に進めるにはシステムの整備は避けられません。このタイミングで外部の人事システムを導入することを決断しました。

候補として4社の人事システムをリストアップしました。
4社の中にはニッセイコムの他、上述の勤怠管理システムを提供しているベンダーの製品も含まれていました。

選定ポイント

ニッセイコムの「GrowOne Cube 人事」を選んだ4つの理由

-- 「データ連携」を考慮すると、勤怠管理システムと人事システムは同社の製品を導入するのが一番良いように感じます。

おっしゃる通りですが、日々業務で使うことを考えると「データ連携」だけを選定基準にするわけにはいきません。私たちは以下のような理由でニッセイコムの「GrowOne Cube 人事」を選びました。

1.入出力のしやすさ
GrowOne Cubeはメニューの配列やタブが工夫されていて、操作のしやすいインターフェースだと感じました。
抽出条件や項目を指定したデータの出力も容易です。勤怠管理システムや給与計算業務(当社は給与計算システムを保持せず、給与計算業務全体を外部にアウトソーシングしています)とのデータ連携も問題無く行えると評価しました。


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2.カスタマイズせずに項目を拡張設定できる
システムに標準設定されている管理項目以外に、任意保険や車両情報、契約時間などの項目を自由に追加設定できます。個別の雇用契約書を作成する際に大変便利です。従来まではデータベースの設定項目以外の情報はバラバラに管理されていて、手作業で情報を拾いながらの契約書作成に手間がかかっていました。

3.処理日指定
GrowOne Cubeは、過去未来問わず指定した日付での情報参照ができます。特に未来の日付指定は助かります。先付けで入力できるので、繁忙期の作業負荷を分散させることができます。

4.ニッセイコムの技術サポート力
ニッセイコムには、当社の事業を支える「本部・店舗システム」を開発していただきました。
これまでのお付き合いの中で、営業やエンジニアの皆さまには何度も助けられてきました。人事システムのみならず、関連する他業務のシステムやネットワーク、ハード面にも熟知しているニッセイコムなら安心できると思いました。

以上のような理由でニッセイコムの「GrowOne Cube 人事」を選定しました。
データ移行や新規入力などの準備に2〜3ヶ月かけた後、運用を開始しました。

導入効果

書類作成の負荷を削減。拡張機能を用いてユニークなデータ収集も。

--  「GrowOne Cube人事」を導入したことで、人事管理業務にはどのような変化がありましたか。


管理項目を増やしたぶん、厳密にいうと1件あたりの入力時間は増えています。ただし、確認したい情報の検索や抽出が簡単になり、書類作成等の業務負荷は大幅に削減しました。GrowOne Cubeが無ければ、現在の人事管理業務を回していくことは困難だと思います。

また当初想定はしなかったのですが、管理項目の拡張機能を用いて色々なデータの収集や閲覧を行っています。一例を挙げると、当社ではホームセンターで扱っている商品の社内販売をしているのですが、従業員や家族のポイントカード番号も登録しています。それにより、どの店舗や部署でどのくらい社内販売が活用されているのか等を簡単に確認できるようになりました。

--  使っていて感じる、「GrowOne Cube」の機能等への要望はございますか。

四半期に一度くらいの頻度で、事業所別の従業員の年齢構成を調べ、不足や偏りに応じて人員確保の計画を立てています。もし可能であれば、時期や事業所の指定だけで、年齢構成グラフなどのデータがより簡単に表示できるようになるとありがたいです。

今後の展望

-- 最後に、今後の展望について教えてください。


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基本的な人事管理業務の効率化は実現することができたので、今後は人事データの活用に更に力をいれていきたいと考えています。

ホームセンターで働くために必要な資格は、危険物処理や食品衛生など売り場によって様々です。もともと人の出入りの多い業界ですから、どの店舗で何の資格を持った人が何人必要か、欠員が発生した場合に対応できる他店舗の資格保有者は何人いるかといった情報は随時把握し、迅速に対応できる環境を作っていきたいと思います。

また、異動履歴や教育データの分析を通じて、店長を育てていくためのキャリアパスを整備していかなくてはいけません。ホームセンターには園芸植物から日曜大工用品、ペットまで様々な商品があります。特定の売り場の経験だけでは広い視野を持った店長は育ちません。GrowOne Cubeを使って様々なデータを集め、分析し、計画的で効果的なローテーションのあり方を研究していきたいと考えています。

お忙しい中、ありがとうございました。

お客様プロフィール

株式会社ホームセンターアグロ

園芸・ガーデニング用品を中心に、お客様の生活に緑のある生活を提案するホームセンター「アグロガーデン」を兵庫県内に13店舗展開。近年は源泉湯元「あぐろの湯」による温浴事業や、職人向けのワークスタイルショップ「キーポイント」など、豊かなライフスタイルを中心とした様々な事業を展開している。

本社所在地
兵庫県揖保郡太子町老原市川原39
創業年月日
1981年11月21日
従業員数
約790名
売上高
137億円(2013年2月期)
Webサイト
株式会社ホームセンターアグロ
取材日
2015年7月
本事例に記載の情報は取材日時点のものであり、本ページ閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。