アフターメンテナンス業務向け基幹システム GrowOne メンテナンス
概要・特徴
「GrowOne メンテナンス」(グローワン メンテナンス)とは
アフターメンテナンス業務に関する情報の戦略的活用による業務効率化と、顧客囲い込みによる収益拡大を支援する基幹システムです。
サービス・工事・営業・コールセンター・経営・経理・調達の各部門で、情報を共有することで「迅速な修理対応」「適切なタイミングでのリニューアル提案」を促進できます。
業務支援範囲
オンコールサービス、保守点検サービス、修理工事サービス、分析・経営、商談、販売業務、在庫業務のすべての業務を支援します。

導入メリット
現場で活躍する保守員だけではなく、全部門の業務を支援します。
-
メリット01 保守情報の一元化
お客様情報、設備情報、見積情報、売上情報、現場作業情報、各種履歴を一元管理し、全部門で同じ情報を共有することで、サービス品質の向上を実現します。タブレット、スマートフォンから閲覧できるため、外出先から最新の情報を確認できます。
-
メリット02 予防保全の提案をサポート
アフターメンテナンス業務では、故障発生前の適切なタイミングで部品交換やリニューアルの見積りを提示することが、品質向上・収益の両面から求められます。
修繕計画と部品の交換履歴から、交換時期が近づいた部品を営業部門に通知することで提案業務をサポートします。 -
メリット03 経営に関する情報を可視化
受注状況、売上状況、見積状況など収益に関する情報をダッシュボードで可視化することにより、実績値に基づいた的確な経営判断ができます。
故障発生状況、未完了障害状況、故障傾向などサービス品質に関する情報を可視化。全社で共有し、“気づき”を与えることで、保守員の品質意識を高めることができます。対応業種
設備、施設、機器のアフターメンテナンス業務(点検、保守)全般を支援します。
設備の点検、保守
・エレベーター
・エスカレーター
・自動ドア
・浄化槽設備
・小荷物昇降機 など
施設の点検、保守
・ビル
・立体駐車場 など
機器の点検、保守
・オフィス機器
・工作機械
・機械設備
・空調機
・消防設備 など
ご紹介動画
「GrowOne メンテナンス」の概要と特長を簡単にまとめたご紹介動画です。
はじめて製品ページをご覧頂く方にはオススメの内容になっています。是非ご覧下さい。再生時間:4分26秒 (ナレーション、字幕付き)
手書き報告書のデジタル化(OCR連携)
手書きの点検報告書はファイリングしたままで、活用していないというお客様も多くいらっしゃいます。
手書き文字をデータ化するクラウドサービスの「Tegaki」により、報告書を「GrowOne メンテナンス」に取り込み一元管理することで、現場で過去の作業履歴を参照したり、予防保守のために故障傾向を分析したりできます。手書き報告書のデジタル化
※手書き文字のデジタル化には、「GrowOne メンテナンス」のほかに「Tegaki」のクラウドサービス契約が必要です。
手書き報告書のデジタル化手順
GrowOne メンテナンスに手書き報告書の画像(jpeg、png、pdf)をドラッグ&ドロップするだけで、デジタル化して取り込むことができます。
手書き報告書のデジタル化手順
利用シーン
点検報告書のデジタル化
保守員が作成した報告書もデータとして一元管理することで、予防保守の提案など戦略的な営業活動に活用できます。
大量のアーカイブ資料
過去に作成してキャビネットに保存してある大量の書類や報告書もデジタル化して、過去の履歴として管理できます。
協力会社からの書類管理
協力会社ごとに報告書のフォーマットが異なる場合でも、デジタル化して一元管理できます。
その他(アンケート等)
既存顧客の満足度調査など、「GrowOne メンテナンス」で管理したい書類をデジタル化して取り込むことができます。
AIを活用した手書き文字データ化ソリューション 「Tegaki」(手書き)とは
手書き文字をデータ化するクラウドサービスの「Tegaki」により、報告書をデジタル化して、「GrowOne メンテナンス」で一元管理することで、過去の作業履歴を作業現場から参照したり、故障傾向の分析に活用したりできます。
「Tegaki」の製品紹介はこちら
IoT/AIを活用した予知保全
設備稼働データの解析により、これまで困難だった予知保全を実現できます。
保守対象の設備にPLCを取付け、インターネット経由で稼働データを収集します。蓄積されたデータをもとにAIが故障の前兆を検知して「GrowOne メンテナンス」に異常を表示させることができます。
機能
全体機能
アフターメンテナンス業務全般を支援する基幹システムです。
※機能単位での導入も可能
物件管理
点検、工事、見積、契約、問い合わせ受付、故障情報などの情報を物件台帳(お客様台帳)に集約します。
最新の物件情報(お客様情報)を全社で共有
全部門で最新の情報を共有し、状況に合わせて適切な対応をとることでサービス品質が向上します。例えば、保守員が入力した点検結果をもとに、すぐに営業がリニューアル提案をすることも可能。
物件情報(お客様情報)の共有
作業管理
煩雑な点検スケジュール作成を支援します。
点検スケジュールの一括登録/一括出力
Excelで作成した点検スケジュールを一括取り込みができるため、システムへのスケジュール登録の時間を短縮できます。
指定年月の点検スケジュールをExcelに出力可能。当月の点検スケジュールを確認することで、抜けを防止できます。
点検スケジュールの自動チェック
お客様の業務やサービス提供時間の関係で設備を止めることができない曜日、時間帯があります。
あらかじめ登録しておくことで、作成したスケジュールに不都合がないか自動チェックできます。お客様とのスケジュール調整が円滑になります。
点検スケジュールの管理
タブレットを活用して報告書作成業務を効率化(連携製品:点検電子化ソリューション)
契約情報からタブレット記入用の電子報告書を作成できます。お客様の現場名や作業内容、前回の点検結果などを電子報告書に転記することで、報告書の作成時間を短縮します。
入力内容は、自動的にGrowOneメンテナンスに連携されるので、現場で報告書作成業務が完了し、事務所に戻る必要も無くなります。
事務所では、報告書をすぐに確認できるので、作業員の帰りを待つ必要はありません。
その他の作業管理機能
- 定期検査(法定検査)管理
- 作業予定連絡
- 点検作業のお知らせ
- 工事工程の進捗管理
- 協力会社への作業依頼
故障(受付)管理
お客様からの修理依頼(故障受付)や問い合わせを受け付けるオペレーターの業務を支援します。
修理依頼の連絡受付時にお客様情報を表示
お客様から修理依頼受付時に、住所や建物名、管理番号などで顧客情報を検索できます。
保守契約の内容、納品した機械のスペック情報、現場作業時の注意事項まで細かい内容を確認できます。
故障受付情報から現場保守員への情報伝達
オペレーターが受け付けた故障情報を関係者へ速報としてメールが送られます。
受け付けた依頼内容や顧客情報を電子報告書に表示させることで、保守員との連携がスムーズになります。
故障情報の共有によるサービス品質向上
故障情報をリアルタイムに、全社共有することで「品質意識」を高めることができます。
商談管理
営業による商談を支援します。
商談リストで営業力向上
「現場で見積もりが必要と判断された作業」「保守契約期間の終了日が近い案件」「部品の交換期限が近い案件」が自動でリスト化されます。商談すべき情報が一目でわかるため、営業担当者は適切なタイミングで提案できます。
見積提出状況を管理
お客様に「いつ、どのような見積を発行したか?」「今どの見積りが有効か?」を商談記録として管理できます。商談案件のフォローや他の営業担当者への引き継ぎも容易になります。
ランク別の見積状況(予定・見込み)を把握できます。
販売管理
売上/請求などの販売管理業務を支援します。
保守契約に基づく売上/請求を一括計上
点検作業状況を確認しながら対象月の売上/請求を一括計上できます。
また、お客様個別の複雑な契約にも対応し、請求書をまとめる、月ごとに金額を変更することも可能です。
原価管理機能で各案件単位の利益状況を見える化
“サービス部品の原価”や”保守員のオンコール対応などで発生した原価”の管理は、保守契約単位で把握できます。
受注した原価と、実際に発生した原価を比較することで、利益がでたかどうかを判断可能です。
工事単位で損益の把握
工事に関わる受注/売上/請求/入金/原価をまとめて管理。
分割売上/分割請求などの複雑な工事契約にも対応して、工事単位での損益を明確にできます。
工事管理
在庫管理
交換部品などの在庫管理を支援します。
欠品による作業遅延の防止
適正な在庫数をあらかじめ登録することで、不足している部品を抽出。欠品による作業遅延を防ぐことができます。
生産が終了した部品の代替部品をあらかじめ登録することで、部品を検索した際に代替部品を自動表示します。
部品手配の状況を共有
作業員が依頼した部品の発注状況を確認できるので、部品手配のモレを防ぐことができます。
また、部品の入出庫を管理することで、あいまいになりがちな保守部品を厳密に管理できます。
在庫管理業務の流れ
その他の機能
ダッシュボードやワークフロー機能により、全部門のデスクワークを支援します。
ダッシュボードでリアルタイムに情報共有
ダッシュボードには大きく、経営・品質・アラートの3つの切り口があり、集計したデータをリアルタイムに共有することで、的確な経営判断、品質意識の向上、作業状況の確認ができます。
ダッシュボードの表示例
- 経営(今月/今年度の売上状況、新規契約リスト、解約リスト など)
- 品質(故障件数、故障傾向、今月の故障一覧 など)
- アラート一覧(作業状況、作業遅延リスト など)
ワークフロー機能でペーパーレス化を実現
ワークフロー機能を標準装備しています。
柔軟な経路変更、代理申請、代理承認にも対応しています。
ワークフロー
保守員の最適な人材配置
保守員のスキル情報(保有資格/教育受講状況/職務経歴)を管理、検索が可能。
適切なスキルを持った保守員をすぐに抽出して、作業指示ができます。
導入構成(オンプレミス・クラウド)
クライアント側からは、パソコンのWebブラウザ、タブレット・スマートフォンからは専用アプリからアクセスしていただきます。
クラウドサーバーにも、「GrowOne メンテナンス」を導入できます。
オンプレミス(自社運用)での導入構成
導入事例
導入規模(目安)
1〜100名
101〜300名
301〜1,000名
1,001名〜
-
吉福エンジニアリング株式会社様
「多くのセミナーや展示会に足を運び、候補3社をリストアップ。最終的にニッセイコムの『GrowOne メンテナンス』を選びました」
導入製品
GrowOne メンテナンス
イベント・セミナー
-
イベント
01月27日(水)~29日(金)
大阪第5回 Japan IT Week 関西 クラウド業務改革 EXPO
-
イベント
毎日開催
オンラインアフターメンテナンス業務向けオンライン個別相談会
アフターメンテナンス業務向けソリューションのご導入を検討中のお客様向けにオンライン個別相談会を開催いたします。