健康経営・ヘルスケア 関連コラム大人こそ意識して牛乳摂取を

2023年03月01日

株式会社 ニッセイコムに所属している管理栄養士でございます。

農林水産省は2022年6月から「牛乳でスマイルプロジェクト」を立ち上げ、乳製品の消費拡大を推進しています。
今回は「大人こそ意識して牛乳摂取を」をテーマにお話をお届けします。


大人になるにつれ忘れがちな牛乳摂取

カルシウムは成長期の子供にとって必要不可欠な栄養素であり、多くの学校で給食に牛乳がでてきます。
これは給食の牛乳1本で1日に必要量の半分を補うことができるからです。

一方、大人にもカルシウムは必要なのですが、なかなか意識が薄い方が多いのではないでしょうか。
皆さんも牛乳を飲む機会が減ってはいませんか?


カルシウムの推奨摂取量

牛乳はカルシウムが豊富で吸収効率も良い食品です。
また、牛乳・乳製品にはたんぱく質やビタミン、ミネラルが多く含まれており、体力や免疫力の維持・強化を助けます。

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さらに牛乳にはカルシウム補給だけでなく、次のような生活習慣病を予防する働きが認められています。

・肥満予防(体脂肪率を低下させる)
・脂質異常症の予防(血清総コレステロール値を上昇させない)
・痛風の予防
・高血圧の予防
・糖尿病の予防(食後の血糖値を上昇させない)

上記などの多くのデータが示されており、栄養バランスのとれた食品です。

カフェオレやココアで手軽に摂取

面倒だと感じるときは、調理なしで簡単に飲める方法だと摂取しやすいですね。
寒い時期だとホットミルクやホットカフェオレでもいいですし、ココアに入れてもいいです。
体調の維持管理にもぜひ牛乳を飲むことの習慣化をおすすめします。


おわりに

大人は1日あたり牛乳コップ1杯程度(200mlくらい)がよいとされています。
脂肪分が気になる方は低脂肪乳などに置き換えても大丈夫です。飲みすぎはカロリーオーバーになるのでご注意ください。
「大人こそ牛乳摂取を意識」して健康な体を維持しましょう!

執筆者情報


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本コラムは、株式会社 ニッセイコムに所属する管理栄養士にて執筆しています。

日々、「はらすまダイエット」の対象者との面談から保健指導メールを担当している中で、簡単に実施できる健康管理方法を選定して記事にしました。


「はらすまダイエット」は、生活習慣病の原因となるメタボ(メタボリックシンドローム)を撃退し、より健康的な生活習慣を身につけるための特定健康保健指導プログラムです。


「健康は1日にして成らず」です。できるところから健康管理はじめましょう!


※イラストはイメージです。