健康経営・ヘルスケア 関連コラム今からが大事! 紫外線対策

2022年06月20日

株式会社 ニッセイコムに所属している管理栄養士でございます。

夏にむかっていくこの時期は暑さとともに紫外線についても気にしなければなりません。
そこで、今回のテーマは「今からが大事! 紫外線対策」です。


今からが大事! 紫外線対策

皆さん、日差しが強くなってきたこの時期、どのような紫外線対策を行っていますでしょうか。
日本においては6~8月が紫外線が最も強くなる時期と言われています。

紫外線のさまざまな影響から身を守るためにも、早い時期から紫外線対策をしっかりすることが大切になってきます。

紫外線がもたらす身体への影響

皮膚には紫外線から身を守る仕組みが備わっています。
それに大きく関わるのが「メラニン色素」と呼ばれるもので、これは紫外線を吸収し皮膚細胞へのダメージを軽減させてくれます。

このメラニンはたくさん増えると日焼け後の肌黒さの原因となります。
通常は日にちがたつと、肌の代謝によって日焼けも薄れていきます。

しかし、過度または長期間紫外線を浴び続けることで肌代謝もうまく機能できず、メラニンが蓄積しその結果「シミ」となって現れてきます。

紫外線により細胞まで傷つけられることで「皮膚がん」が発症するケースもあります。

紫外線は目にも影響する

さらに紫外線は目からも吸収されることはご存じでしょうか?

それによって起こるのが「白内障」です。
お年寄りが発症するイメージのあるこの病、確かに加齢も原因の一つではありますが紫外線も関与しているそうです。
この白内障の初期は視力低下ぐらいの症状ですが、長年放っておくと失明に至ることもあります。

紫外線対策になる食べ物

紫外線対策には日焼け止めを塗ったり、日傘を差したりと外的対策が一般的かと思いますが、体の外だけではなく内側からもケアしてあげましょう。

そこで、紫外線対策になる食材をいくつかご紹介いたします。

  • メラニン生成を抑え美白効果が期待できる
    ビタミンC

    [食材]

    パプリカ、ブロッコリー、トマト、果物類

    [料理一例]

    パプリカのマリネ、トマトとグレープフルーツのサラダ

    パプリカのマリネ
  • 紫外線ダメージによる細胞の酸化防止に働く
    ビタミンEとβカロテン

    [食材]

    アーモンド、青魚、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ

    [料理一例]

    アジのアーモンドフライ、ほうれん草とにんじんのおひたし

    ほうれん草とにんじんのおひたし
  • 皮膚の免疫機能を維持する働くビタミンA

    [食材]

    うなぎ、レバー

    [料理一例]

    レバニラ炒め

    レバニラ炒め

おわりに

紫外線対策を万全にして暑い夏を乗り切れるようにしていきましょう。
また、日焼けをしてしまった場合は、身体を冷やすことを忘れずに行いましょう。

執筆者情報


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本コラムは、株式会社 ニッセイコムに所属する管理栄養士にて執筆しています。

日々、「はらすまダイエット」の対象者との面談から保健指導メールを担当している中で、簡単に実施できる健康管理方法を選定して記事にしました。


「はらすまダイエット」は、生活習慣病の原因となるメタボ(メタボリックシンドローム)を撃退し、より健康的な生活習慣を身につけるための特定健康保健指導プログラムです。


「健康は1日にして成らず」です。できるところから健康管理はじめましょう!


※イラストはイメージです。