健康経営・ヘルスケア 関連コラム梅の力で梅雨のだるさを吹き飛ばそう
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2022年05月12日
株式会社 ニッセイコムに所属している管理栄養士でございます。
もうじき梅雨の時期になりますね。
今回のテーマは「梅の力で梅雨のだるさを吹き飛ばそう」です。
梅雨には梅がおすすめ
雨が多く降るこの時期、疲労・体調不良に心当たりのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「梅」「雨」と書いて梅雨(つゆ)と読みますが、実は名前にもある「梅」はこの時期にとてもおすすめなのです。
梅に含まれる栄養素が梅雨の時期にピッタリな理由をご紹介していきます。
梅の栄養素
疲労回復
梅に含まれるクエン酸・リンゴ酸が糖質(炭水化物など)の代謝を促進し活性化する働きがあり、疲れの原因となる「乳酸」を分解してくれます。
身体の血液の循環も良くなり、身体の隅々まで栄養を行き渡らせてくれます。
食欲増進
クエン酸は唾液の分泌を促し、食欲を増進させます。
さらに、胃液やその他消化液の分泌も促し、消化吸収も助けてくれます。
殺菌作用(食中毒の予防)
クエン酸は殺菌・除菌作用があるといわれています。
よくお弁当に梅干しが入っているのは、微生物の増殖を抑える効果を期待してのものだそうです。
おなかの中では食中毒の原因となる菌にも効果があるとされています。
簡単な梅干しのおすすめ一品料理
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大根の梅おかかあえ
[レシピ]千切り大根に刻み梅干し、おかかをあえましょう。
味の調整はめんつゆで。 -
チキンとキュウリのさっぱり梅あえ
[レシピ]蒸し鶏(サラダチキン)を食べやすい大きさにほぐし、千切りきゅうりと混ぜ、刻み梅干し・白いりごまをあえましょう。
味のアクセントにはごま油を。 -
たことオクラの梅あえ
[レシピ]ぶつ切りにしたゆでだこと、輪切りオクラを混ぜ、刻み梅干しをあえます。
お酢を加えてマリネ風にしてもおいしいです。
その他、5~6月にはスーパーに青うめ(生の梅の果実)が並び始めます。
自家製梅酒や梅シロップを作ってみるのもいかがでしょうか。
自宅にいても暑さを感じるこの時期、食卓に梅を取り入れて、疲れ知らず、だるさ知らずの生活を心がけましょう。
執筆者情報

本コラムは、株式会社 ニッセイコムに所属する管理栄養士にて執筆しています。
日々、「はらすまダイエット」の対象者との面談から保健指導メールを担当している中で、簡単に実施できる健康管理方法を選定して記事にしました。
「はらすまダイエット」は、生活習慣病の原因となるメタボ(メタボリックシンドローム)を撃退し、より健康的な生活習慣を身につけるための特定健康保健指導プログラムです。
「健康は1日にして成らず」です。できるところから健康管理はじめましょう!
※イラストはイメージです。