企業の未来を創るビジネスコラム ひらめきのタネ
春野菜!旬の食材5選とその栄養素とは?
2024年02月26日
株式会社 ニッセイコムに所属している管理栄養士でございます。
寒い冬も終わり、暖かな春がやってきました。
この時期のスーパーを覗いてみると、春が旬の食材がたくさん並んでいます。
季節ごとに食べごろを迎えた食材のことを”旬の食材”と言いますが、旬の食材は新鮮で美味しく栄養価も高いので、とても魅力的ですよね。
今回は、春に旬の野菜について特徴や豊富に含まれる栄養素、
また、良い食材の見分け方について簡単に紹介します。
春が旬の野菜とは?
春キャベツ
●特徴
葉の巻きがゆるく柔らかい。みずみずしいのが特徴。
●栄養素
ビタミンCが豊富に含まれています。
特に外側の葉と芯の周りに多く含まれていると言われています。
●おすすめの食べ方
ビタミンCは水に溶けやすく熱にも弱いので、水洗いは葉をカットする前にさっとおこない、生で食べることをおすすめします。
●選び方
春キャベツは形が丸く軽いものが良いです。
筍
●特徴
鮮度劣化が早いのが特徴。
●栄養素
食物繊維が豊富に含まれています。
筍に含まれるセルロースは水に溶けない不溶性の食物繊維で、腸内の老廃物等を体外に排泄する働きがあります。
●おすすめの食べ方
筍は鮮度劣化が早く、時間の経過とともに苦みやえぐみ、食感も固くなっていくので、手に入れたらすぐにヌカで茹でてアクを抜くことをおすすめします。
●保存方法
茹でたものは水につけて冷蔵庫で保存してください。冷凍保存は食味を損なうので不向きです。
●選び方
筍は先端が黄色がかっていて、皮全体につやがあり薄い茶色のもの。
根元のブツブツしたところが紫色になっていないものがおすすめです。
アスパラガス
●特徴
鮮度劣が早いのが特徴。
●栄養素
抗酸化作用のあるβ-カロテンが豊富に含まれています。
また、アミノ酸の一種である、アスパラギン酸も含まれています。
アスパラギン酸は、体内の疲労物質を効率よく燃焼し、疲労回復に働くと言われています。
しかし、アスパラは栄養価の落ちるスピードが速いので、手にしたらその日のうちに食べることをおすすめします。
●保存方法
保存する場合は湿らせたペーパータオル等でアスパラを包み野菜室に立てて保存すると良いです。
●選び方
アスパラは鮮やかな濃いグリーンで、まっすぐ張りがあるものがおすすめです。
新玉ねぎ
●特徴
みずみずしく辛みが少ない。鮮度劣が早いのが特徴。
●栄養素
ビタミンやミネラルは多く含まれていませんが、香味成分の硫化アリルの一種であるアリシンが豊富です。アリシンはビタミンB₁の吸収を高める働きがあります。ですので、玉ねぎは、ビタミンB₁が豊富に含まれている豚肉と相性抜群です。
また、アリシンは血液をサラサラにする作用があり、血栓の予防に効果があると言われています。
●おすすめの食べ方
新玉ねぎは辛みも少ないので、是非、水にさらさず生でお召し上がりください。
●保存方法
保存はポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室が良いです。
●選び方
新玉ねぎは、ずっしりと重みがあり、皮がぶよぶよしていないものがおすすめです。
おわりに
是非、参考にしてみてください。
旬の食材を選び、季節を楽しみましょう。
執筆者情報
本コラムは、株式会社 ニッセイコムに所属する管理栄養士にて執筆しています。
日々、「はらすまダイエット」の対象者との面談から保健指導メールを担当している中で、簡単に実施できる健康管理方法を選定して記事にしました。
「はらすまダイエット」は、生活習慣病の原因となるメタボ(メタボリックシンドローム)を撃退し、より健康的な生活習慣を身につけるための特定健康保健指導プログラムです。
「健康は1日にして成らず」です。できるところから健康管理はじめましょう!
※イラストはイメージです。