GrowOne 給与SX 導入事例 阪急観光バス株式会社様
お客様の声
もう1つの候補製品よりも費用が高かった『GrowOne Cube 給与』を選んだのには、理由があります。
導入製品
阪急観光バス株式会社 総務部 総務課 係長の小山亜有美氏(写真中央左)、同課 香川和彦氏(中央右)に、給与システムのリプレース経緯や、ニッセイコムの「GrowOne Cube 給与」を採用された理由などについて伺いました。
※写真右端:弊社営業 田畑、左端:弊社営業 神山
※GrowOne 給与SXは、GrowOne Cube 給与の後継製品です。
導入の背景・目的
リスクを減らし、効率を高めるためのリプレース
— はじめに、給与システムをリプレースされた経緯について教えていただけますか。
当社では、今までニッセイコムの「NC給くん(※)」を給与システムとして導入しました。
当社は正社員/契約社員/アルバイトといった契約形態や、運転者/ガイド/事務員といった職種によって給与体系や細かい手当の出し方等が異なっており、多数の計算式を給与システムに組み込まなければなりません。そのため「NC給くん」の標準機能ではカバーしきれない所が多く、カスタマイズを加えて使っておりました。
独自のカスタマイズを加えたが故ということもあるのですが、操作方法が少しわかりにくいということが難点の1つでした。たとえば、社員を新規登録する際、1つの画面で全ての情報を登録できなかったり、計算処理を行う前に必要なデータが揃っているかどうかを確認しづらかったりしました。
給与計算の仕事を行う際、最も避けるべきことは「見落としや抜け漏れに気づかない」ということです。導入から5年以上経っていましたので、今なら他にも使いやすいパッケージ製品が色々出ているかもしれないし、そちらに切り替えた方が業務効率も上がり、ミスを犯してしまうリスクを減らすことができると考えました。
ニッセイコムに相談をしたところ、紹介していただいたのがニッセイコムの新しいパッケージシステム「GrowOne Cube 給与」でした。
ただ、今回は他社製品も検討してみようと思い、他に取引のあるITベンダーにも声をかけました。そのベンダーは自社製の給与システムを保有していなかったため、別のA社のパッケージ製品を薦めてくれました。テレビCM等で比較的知名度のある製品でした。
このような経緯で、ニッセイコムの「GrowOne Cube 給与」と、A社の給与パッケージを比較検討することになりました。
※NC給くん:GrowOne Cubeの前身システム
選定にいたったポイント
「標準費用」が大きく異なる2つのパッケージ
— 2つのパッケージ製品をどのように比較されたか教えてください。
給与計算業務に必要な基本機能については、両者とも大きな違いはありませんでした。当初、一番差があったのは費用です。カスタマイズを何も加えない標準費用については、GrowOne CubeはA社のパッケージに比べて2倍近い差がありました。
ただし先述の通り、当社は職種毎に細かく異なる給与体系があります。両者とも標準機能だけではカバーできず、カスタマイズを加えた見積もりをもらうことにしました。
その結果、両者の費用差は縮まり、GrowOne Cubeのほうがやや高い程度になりました。GrowOne Cubeは標準機能のカバー範囲が前身システムの「NC給くん」の頃よりも広く、わずかなカスタマイズで済むことがわかりました。
一方、A社パッケージは標準機能の守備範囲が狭く、当社に合わせるためには相応のカスタマイズ費用が求められるとのことでした。
— カスタマイズを加えても、GrowOne Cubeの導入費用のほうが高額であることには変わりありません。それでもGrowOne Cubeを選ばれたのはどうしてでしょうか。
システムの導入だけでしたら、A社を選んでいたかもしれません。
最終的にニッセイコムのGrowOne Cubeを選んだのは、導入後のサポートの部分を重要視していたからです。
給与システムにはオンサイトサポートが欠かせない
— 導入後のサポートを重要視したとは、具体的に教えてください。
A社のサポートがコールセンターでの電話対応のみであるのに対して、ニッセイコムは導入に携わったエンジニアの方が専属で対応してくれるオンサイトサポートでした。
もちろん、毎月かかるサポート費用はオンサイトサポートのほうがずっとかかります。それでも、過去の経験から欠かすことができないと感じていました。
社内には給与計算の業務には詳しくても、システムに詳しい社員はおりません。操作方法がわからなくなったり、トラブルが発生したりという時に、常に自力で解決するのはなかなか難しいことです。
十分な時間があれば、何度かコールセンターに電話をして教えてもらいながら問題解決を試みることもできるかもしれません。しかし、支払い期限に追われながらの業務の中では、そのような時間を確保することは現実的ではありませんでした。
これまで「NC給くん」を使っていた時も、ニッセイコムのオンサイトサポートにはずいぶん助けられてきました。
年末調整の時には横に座って画面を見ながら操作の指導をしてくれましたし、支払いを間に合わせるために急遽駆けつけてくれたこともありました。
またある時は、月次更新したデータを戻さなくてはいけないという事態が起こったのですが、その時もバックアップデータから速やかに復旧していただきました。
このような「主治医」のようなサポートは、コールセンターだけではちょっと無理だと思います。多少お金がかかってもオンサイトサポートを受けたほうが、トラブル等で業務が止まってしまう時間を減らすことができると考えました。
以上のような判断で、ニッセイコムのGrowOne Cube給与の導入を決定しました。旧システムとの並行稼働を経て、2014年1月から完全に切り替えて運用しています。
導入効果
データの抜けや見落としが減少
— 導入後の業務はいかがですか?
給与計算の業務自体が変わったわけではありませんので、日常業務の中で大きく変化したことはありません。現在までのところ、大きなトラブルも無く順調にシステムは稼働しています。
1つ変わったこととして挙げられるのは、以前までのシステムの課題であった「見落としや抜け漏れ」が明らかに減少したということです。操作性が向上したことの結果だと思います。
— 実際に使われてみて「GrowOne Cube 給与」は、どのような企業におすすめできると思いますか?
当社のように、職種や契約形態に応じて複数の給与体系を持っている会社には向いていると思います。カスタマイズも最小限で済みますし、使いやすいです。
今後の展望
— 今後の展開について教えてください。
GrowOne Cubeに切り替えたことで、契約形態や年齢別の稼働状況など、さまざまなデータを抽出しやすくなりました。今後は経営判断の役に立つようなデータ分析にもより力を入れていきたいと思っています。
お忙しい中、ありがとうございました。
お客様について
1987年設立の、阪急阪神ホールディングスグループの貸切バス事業会社。
団体旅行や各種イベント向けの一般貸切バス事業の他、一般乗合事業では夜行高速(福岡線・新宿線)・昼行高速(湯村温泉線)の運行、国立循環器研究センター等の法人契約輸送も手がけている。
所在地 | 〒531-0071 大阪市北区中津7-7-19 |
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設立年月日 | 1987年(昭和62年) |
従業員数 | 76名 |
資本金 | 1億円 |
Webサイト | 阪急観光バス株式会社 |
2014年4月取材。
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