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国立大学法人 大阪大学様(講義棟教室向けAVシステム 導入事例)

医学部講義棟のAVシステムを全面リプレース
トラブルの起きにくい設計によりリプレース前の課題を解決

導入経緯

大阪大学医学部の講義棟には、最も広いA講堂が1階に、その半分の大きさのB〜E講堂が2階と3階に2つずつ、合計5つの講堂が設置されている。
学部生向けの授業のほか、広いA講堂はそれ以外の用途、たとえば入学式などの式典、教職員や大学病院関係者向けの研修や説明会、シンポジウムなどでも頻繁に使用されている。

今回のリプレースでは、この5つの講堂全ての音響機器(マイク・アンプ・スピーカー等)、映像機器(プロジェクター・スクリーン等)、教卓操作設備の入れ替えが行われた。

リプレースでは、老朽化への対応に加えて以下のような課題の解決を目指していた。

課題1:使えるものと使えないものの選別

講堂内のAV機器を個別に見ると、10年以上使っているものもあれば、ある部分だけ途中で付け足したり取り替えたりもされていた。その間出入りをする機器ベンダーも色々な会社に替わり、大阪大学側の担当者も約3年ごとに交代し引き継がれている。その結果、講堂内の見た目にそれほど変化は無くても、見えない裏側には無数のケーブルや機器等が混在し、「どの機器やケーブルが必要/不要なのか、誰にも判断できない」という課題が常態化していた。

課題2:操作トラブルの削減

音が聞こえない、PCのスライドショーが映らないといったトラブルの多くは、余計なボタンを勝手に触ってしまうことが原因だった。機器操作に詳しくない教員よりも、ある程度知識を備えている教員方が、多分ここをこうすれば…と余計に手を加えて事態を悪化させてしまうこともあった。そのため「このボタンは絶対に押さないこと」とシールを貼っていたが、それでも根本的な解決にはならなかった。

操作可能なボタンの数が多いほどトラブルのリスクも増えるのだが、年数をかけて「継ぎ足し」をしてきた機器環境であったため、どのようにボタンの数を減らせばいいかがわからない状態だった。

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導入プロセス

リプレースの担当ベンダーとして選ばれたニッセイコムが最初に行ったのは、徹底した現状調査だった。講堂の天井裏までチェック範囲を広げ、電波を発信する装置を用いてどの機器やケーブルが使われているのか、使用可能な状態にあるのかなどを1点1点確認していった。

それを踏まえた新しい機器の選定や組み合わせ方の検討では、同じような機器であれば、より操作がシンプルなものを採用した。また、機器単体では操作がシンプルであっても、組み合わせ方によっては複数個所のスイッチを入れないと使えないという事も起こり得るため、極力「授業開始から終了までのトータルの操作箇所や回数」が最小限になるような工夫を盛り込んだ。

リプレースは複数年度にまたがって徐々に入れ替えを行う必要があった。新旧の機器が並存する移行期間が、最もトラブルのリスクが高い。そこで機器の全体構成を干渉が起きにくい複数のグループに分け、ある部分は部屋毎に順に入れ替えたり、ある部分はその機器だけを全ての部屋で一度に入れ替えたりといったプロセスを組み、移行作業が進められた。

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導入効果

リプレース後は、授業中に発生するトラブルが大幅に削減。教卓の操作設備がタッチパネル式になり、操作がシンプルになった効果がすぐに現れた。


教卓のタッチパネル。最小限の操作でAV環境を管理でき、不具合が起きても状態表示によって早く原因を突き止めることができる。

仮にある教員がスクリーンやスピーカーを「自分好みの設定」にして授業を行い、元に戻すのを忘れてしまっても、一旦終了させると自動的に設定がリセットされる。そのため次の授業で使う教員に迷惑をかける心配もない。

また、一番大きなA講堂でも参加者分の席が足りない時には、A講堂の映像や音声が他のB〜D講堂にも同時配信できるようになっている。これは過去より導入済みの機器で実現できていたが、それを活かす形で再構築し、リプレース完了後も新たな機器で同様に配信できる形で導入。講堂の利便性を維持したままでの機器更新が実現された。

2018年10月、大阪大学が申請した「生命医科学の社会実装を推進する卓越人材の涵養」が、文部科学省の「卓越大学院プログラム」に採択された。講義棟のみならず、ハード・ソフト両面でのより良い教育研究環境づくりが引き続き推進されている。

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